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あなたは何本ある?「歯の本数と食事の満足度の関係性」が判明

自分の歯が何本あるか数えたことはありますか? 通常、乳歯は20本、永久歯は親知らずをいれて32本(親知らず無しでは28本)あります。 しかし、むし歯が進行してしまったり、何かがきっかけで抜けてしまったり、先天的になかったりして、“通常の本数よりも少ない”という人も多くいます。 すると、食事が食べにくくなるだけでなく、全身の健康に悪影響を与えることもあるのです。 今回は、食べるために必須の器官である“歯”が健康ではないことによるリスクを、管理栄養士の筆者がご紹介します。 ■1:本数によって食べられるものが変わる 食べることは生きるために大切な毎日の行動です。通常20本以上の歯があれば、イカやタコなどの噛みにくいものや、おせんべいのような硬いものも含め、ほとんどのものが美味しく食べられるとされています。 しかし、6〜17本ほどに減ってしまうと噛む事がやや難しくなり、かまぼこやおこわ、薄切りのお肉のような柔らかいものなら食べられるという状況になります。 さらに5本以下になると、バナナやうどん、ナスの煮浸しのような柔らかさでないと食べられなくなってしまいます。 実際に、歯の本数が多い人は少ない人に比べて、野菜の摂取量が多いということもわかっています。 ■2:歯の本数と食事の美味しさとの関係 この歯の本数と食べられる品数との比例関係は、“食事への満足感”とも実は比例しています。 “80歳までに20本以上保とう”という厚生労働省と日本歯科医師会の取組みを進める『8020推進財団』が行ったアンケートによると、食事が「とてもおいしいorおいしい」と感じている人は、平均で約20本の歯がある人で、「おいしくない」と答える人は、平均で約11本しかない人でした。 つまり、食べたいものを食べられるのは、自分の歯があるからこそなのです。よく噛むことができ、食事も味わいながら美味しく食べられることに繋がっています。 ■3:歯を失う主な原因はむし歯と歯周病 そんな大事な歯を失ってしまう主な原因は、むし歯と歯周病。 歯を不衛生にしていたり、あまり噛まないことで、殺菌力のある唾液の分泌が減ってしまったりすることで、むし歯や歯周病は悪化します。 また、むし歯や歯周病は歯を失うだけでなく糖尿病や動脈硬化、認知症やがんなど様々な病気をも引き起こしてしまいます。 日頃からよく噛むことに加え、食後の歯磨きでセルフケアを行い、少なくとも1年に1〜2回は検診を受けるようにすると安心です。 ■3:噛むだけでダイエットに!今からしたい歯の健康法 満足感につながるからこそ大切にしたい自分の歯ですが、実は日頃の食習慣で歯を健康に保つために“簡単に出来ること”があります。それは、よく噛んで食べること。歯模型 “よく噛んで食べること”で得られる代表的な嬉しい効果をご紹介します。 (1)胃腸の働きを促進 食べ物をよく噛み砕いて飲み込むことで、唾液が分泌され、胃腸での効率よい消化をサポートします。 (2)味覚の発達 味わいながら食べるので、食べ物がもつ本来のおいしさを感じることができ、味覚の発達に繋がります。 (3)脳の発達 よく噛む事で、脳への血流が促進され、脳の活性化が期待できます。 (4)言葉の発達 よく噛む事で、顔の筋肉が発達し、正しい言葉の発音ができるようになります。 (5)歯の病気を予防…
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誤嚥性肺炎の原因は歯周病?

誤嚥性肺炎はどうして起こるのか 日本人の死因第3位であり、高齢者(85歳以上)では1位である肺炎。なんと高齢者の肺炎の約70%が誤嚥性肺炎だと言われています。その『誤嚥性肺炎』というのはどういったものなのか? 誤嚥は、本来食べ物は食道を経て胃に送り込まれるのですが、誤って気道に入ってしまい肺にまで送り込まれてしまうということです。この誤嚥は嚥下機能が落ちた高齢者だと起こる可能性が高くなってしまいます。 また、脳卒中や脳梗塞や麻痺などにより神経伝達物質が欠乏して嚥下などの神経活動が低下してしまい、知らない間に肺の中に流れ込んでしまうという不顕性誤嚥というのもあります。 その誤嚥によって細菌が肺の中に入ってしまい、細菌が増殖して肺炎を起こしてしまいます。それが『誤嚥性肺炎』です。 歯周病との因果関係はあるのか? 肺の中に細菌が入ると肺炎を起こすのですが、その細菌は歯周病菌も含まれます。歯周病菌が原因で誤嚥性肺炎を引き起こす高齢者は多いようです。ある調査ではしっかりとした口腔ケアのされている高齢者と、そうで無い高齢者とでの肺炎の発症率は約2倍ほど違ってきます。歯科 口腔内カメラ 歯周病について >> 口の中の衛生状態を良好に保つ事が、少しは肺炎リスクを低下させることになるようです。 歯周病とは関係無いですが、食後2時間は横にならないというのも胃液が逆流して起こる誤嚥性肺炎のリスクを低下させます。高齢者のかたは気をつけて下さい。
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長引く口内炎に注意!2週間以上治らない場合「口腔がんの恐れ」も

仕事の疲れや睡眠不足などで、気が付けば口内炎ができていたという経験、心当たりはありませんか? そして、“すぐに治るから”と、特別な治療をせず放置している人も少なくないはず。 しかし、通常は2週間程度で治るはずの口内炎が、ずっと口の中に残っていたら要注意です。最悪の場合は“口腔(こうくう)がん”だったというケースもあるようです。 そこで今回は江戸川区歯科医師会の運営するホームページ情報を参考に、見過ごしてはいけない“口内炎”の特徴と、その対処法をまとめました。 ■口内炎と早期の口腔がんは似ている? 口内炎の経験は誰にでもありますよね。ですが、誰にでもあるからこそ慣れっこになってしまい、治るまで放置していませんか? しかし、早期の口腔がんと口内炎は似た症状が出る場合も多く、目に見える病気なのにもかかわらず口腔がんの早期発見率は2割を切っているというデータもあるそうです。 このような症状に当てはまったら今すぐ病院へ行ったほうがよいチェック項目を7つ、以下にご紹介します。 (1) 口内炎が“2週間”以上たっても治らない (2) 口の中に治りにくい傷がある (3) ほおの内側などに赤や白い斑点がある (4) 物をかみづらい (5) 舌にしびれがある (6) ほおや舌を動かしづらい (7) 首のリンパ節に腫れがある とくに、口の中の粘膜が一般的に入れ替わる“2週間”が経過してもなお治らない口内炎は、要注意とのこと。何か口の中に気になる問題があれば、すぐに近くの歯科クリニックや病院で診てもらってください。 ■気になる症状がある場合は早めに医師の診察を 早期の口腔がんは口内炎と違って痛みが出ない場合もあるとのことなので、意識的なチェックも大切です。明るい場所で手鏡を用意して、舌の左右の裏側や唇の内側、上あご、前歯・奥歯の歯肉、左右のほおの内側などを確かめてみてください。 何か気になる症状があれば、早めに近くの歯科クリニックや病院へ急いでください。東京都江戸川区や千葉市のように、地元の歯科医師会や自治体が集団検診を行っている場合もあります。お住まい周辺での検診状況を調べて、足を運んでみてもいいかもしれません。タービンハンドピース 以上、“注意したい長引く口内炎”についてまとめましたが、いかがでしたでしょうか? 口腔がんは発見が遅れれば、舌を半分以上切除したり、首や顔に大きな傷が残ったり、最悪の場合は死に至ったりするといいます。怖い病気なのにもかかわらず認知度はまだ低いので、十分に注意してください。
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ゲッ…歯磨きしすぎもダメ?あなたの「口臭をきつくする」NG習慣4つ

春爛漫、新しい出会いがたくさんある季節ですね。ですが肝心なのは最初の印象、初対面から嫌われてしまう要因って結構多いのです。 これからだんだんと暑くなると汗の臭いなども気になりますが、近づいたときに気になるのが“口臭”です。狭い電車内やエレベーター内などでの会話で、口の臭いが気になってしまったなんて経験がある人もいるのではないでしょうか? 「普段の生活で歯磨きはしっかりしているし、臭いのきついものは食べないようにしているから大丈夫!」なんて思っている歯科用ダイヤモンドバーと思わぬところに落とし穴がある可能性がありますよ。 そんな口臭をきつくさせてしまうNG行動を、『WooRis』の過去記事などを参考にご紹介します。 ■NG1:歯磨きのしすぎ 歯磨き後は口の中がさっぱりした感じがしますよね。「ハァ~」っと息を吐いてみて爽やかな歯磨きの香りがするからOKだろうと思っているなら……大間違いです! もちろん歯磨きをすることはいいことなのですが、歯磨きをしすぎると今度は唾液の分泌が足りなくなり、口臭の原因になってしまうのです。 口の中が、ぱさぱさする感じがするなら、ちょっと歯磨きのし過ぎを疑ってみた方がいいかもしれませんね。 唾液は口の中の細菌を殺す働きをしてくれます。それがなくなるほどの歯磨きは、自分で自分の味方を殺してしまうようなものなので要注意です! ■NG2:舌を磨いていない 歯磨きで一本一本の歯を奥歯まできちんと磨いているから大丈夫だと思いがちですが、実際には舌や歯の間を磨いていないと汚れが残ってしまい臭いの原因になります。 舌は普段から磨いていない人は多いのではないでしょうか? 舌用のブラシなども売っているので、歯を磨いているのになんだか臭いが気になるという人はぜひ一度使ってみてください。 また、歯磨きをどんなにきちんとしているつもりでも、歯の間には汚れが残ってしまいます。1日1回でいいいので歯間ブラシやフロスなどを使って歯の間もしっかりと汚れが落ちるようにしましょう。 最初は慣れないと、「歯磨きに舌磨きにフロスなんて時間がかかる……」と面倒になるかもしれませんが、慣れればやらないとなんだか気持ちが悪くなってくるものなので、まずは頑張ってください! ■NG3:水分量が足りていない あなたは一日にどのくらいの水分を摂っていますか? 実はこの水分摂取の量が足りないと唾液の分泌が減ってしまい、これまた口臭の原因になってしまいます。 大体の目安として、コップに6~8杯ぐらいの水分を一日に補給することが口臭予防には必要です。緑茶は口臭の原因となる物質を破壊してくれるといわれているので、積極的に飲むようにするといいかもしれませんね。 ■NG4:ストレスも原因に このほかストレスを受けると唾液の分泌が減ったり、睡眠不足などでも唾液は減ったりしまいます。実際に緊張する場面で、口の中がねばねばしたりカラカラになったりした経験をしたことがある人も多いのでは? 大事なプレゼンの時や、大事な商談のときなどには唾液の分泌が減って口臭がきつくなってしまうかもしれないですね。そんなことにならないためにも水分を摂るなど、雑菌の繁殖を抑える行動を日常的にしておきたいですよね。 いかがでしょうか? 口臭は相手からなかなか指摘してもらえないものでもあるので、最悪の場合怖くて人前で話せないなんてことになってしまう可能性だってあります。また、異性からの反応もかなり気になるところですよね。 順調なパートナーから、なぜかキスを嫌がられるなんてことがあると「もしかして口臭い?」なんて気になってしまって、せっかくの楽しい時間も思いっきり楽しめません。 色々なことを試してもどうしても口臭が気になるという人は、一度歯医者さんに行って口臭チェックをしてもらうのもいいでしょう。お口すっきりさわやかな息を保ちましょう!
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歯を鍛えると小顔に?あごの輪郭をすっきりさせる方法

歯や歯茎の健康は、あごや顔全体の輪郭にも影響する!? きれいで健康的な歯や歯茎は、アンチエイジングの重要な要素ですが、そんな歯や歯茎を健康に保つためには、それを支えるあごや骨格、顔の筋肉などもよい状態に保つ必要があります。そして、それらのお口周りのあごや骨格、筋肉の状態がよいと、顔全体が引き締まって、あごの輪郭もよくなります。歯を鍛えることは小顔につながる、なんてことも夢ではありません。 また、歯や歯茎自体の健康を保つために行う習慣も、結果的にあごの輪郭をすっきりさせて、小顔に見せる効果が期待できるのです。 あごや骨格、顏の筋肉をよい状態に保つ方法とは? ところで、歯や歯茎であれば、歯磨きをしたり、マウスウオッシュを使ったりと、具体的な健康法は誰でもいくつか思い浮かぶと思います。しかし、あごや骨格、顏の筋肉をよい状態に保つといっても、具体的には何をすればよいのでしょうか。 実は、お口の周りの筋肉を鍛えるために、いくつかのエクササイズがあるのです。そして、これらのエクササイズを行うことで、お口の周りの筋肉が引き締まり、しっかりと噛める健康なあごや骨格を保つことができるのです。 口を動かして筋肉を鍛えるエクササイズ 大きく口を動かしながら開け閉めすることは、お口周りの筋肉に刺激を与えるため、筋肉がしまり、唇が閉じやすくなるため、普段、唇が閉じた理想的なお口の環境を保つために役立ちます。もし、ただ単に口を開け閉めするのに違和感があるなら、「あいうえお」と発声しながら、大きく口を動かしましょう。このエクササイズを行うことで、お口の周りの筋肉が引き締まり、あごの輪郭もすっきりする効果が期待できます。 舌を動かして筋肉を鍛えるエクササイズ 舌は舌骨と呼ばれる骨に支えられていて、口の開閉や咀嚼といった、基本的な口の動きに関わる筋肉を支えています。そして、舌骨は顏や首の筋肉とも繋がっています。そのため、舌を動かすエクササイズを行うと、お口の周りのさまざまな筋肉に刺激が伝わり、オートクレーブ筋肉がしまって、輪郭もすっきりする効果が期待できるのです。 舌を動かすエクササイズで、一番簡単にどこでもできる方法は、舌運動と呼ばれる方法です。やり方はとても簡単で、口を開けずに舌で歯の表面をなぞるだけです。それを左右から20回ずつ行い、1日に数回くりかえすのです。また、このエクササイズは顏の表情を作っている表情筋と呼ばれる筋肉を鍛えるのにも効果があります。 歯や歯茎自体の健康を保つために行う習慣でも小顔効果が! 筋肉のエクササイズに加えて、歯や歯茎の健康を保つために行う習慣でも、あごの輪郭がすっきりする効果は期待できます。それは、食いしばりをしないことです。 食いしばりは、歯や歯茎に過度な力がかかるため、歯に細かいヒビを生じさせ、虫歯になる原因をつくったり、歯を支える歯槽骨が少なくなって歯周病を誘発させたりする要因になります。 そして、食いしばりは、噛むための咬筋と呼ばれるあごの周りの筋肉を大きく太くし、あごの骨も肥大化させてしまうため、輪郭がすっきりするのとは反対の、いわゆるエラの張った顏になってしまうのです。 食いしばりを防止するには、舌の位置がポイント! それでは、どうやって食いしばりを防止すればよいのでしょうか?通常、食いしばりのない人は、安静状態の場合には、上下の歯が接触していません。ところが、食いしばりのある人は、安静状態でも上下の歯が接触している人が多いのです。そして、食いしばりのある人は、舌の位置が正しくないことで、上下の歯が接触している場合が多いのです。 正しい舌の位置は、舌の先端が上あごに付いている状態です。ですから、意識して舌の先端を上あごに付けるように習慣づければ、徐々に食いしばりも防止することができ、あごの輪郭もすっきりしてくると思います。
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ホワイトニングを受ける歯科医院選びのコツと基準

ホワイトニングをする方が増えていますが… 白いきれいな歯は誰もが望むこと。お口のアンチエイジングを目で見て実感できることでもあります。近年では男女を問わず、多くの方々が歯科医院でホワイトニング治療を受けるようになってきました。また、歯科医院側でも、患者さんのニーズの高まりから、ホワイトニング治療を導入する医院が増えてきています。 そのため、ホワイトニングを行いたいと思っていざ歯科医院を探し始めると、たくさんありすぎて、どこの歯科医院を選んでよいのか基準がわからず迷ってしまうかもしれません。 ホワイトニングを金額だけで選ぶのは注意が必要! ホワイトニングを受ける歯科医院を選ぶ際に、やはり一番気になり、多くの方が基準にするのは、金額だと思います。でも、ホワイトニングを受ける歯科医院を「治療の金額が安いから」と選んだり、逆に金額が高いからきっとホワイトニング効果も高いだろうと決めつけて選んだりするのは、あまりおすすめできません。 というのも、ホワイトニングは、歯科医院によって使う薬剤や機器、処置方法、掛ける時間などがさまざまなのです。たとえば、極端に安い金額の歯科医院だと、処置時間が短かったり、事前のカウンセリングがほとんどなかったり…と、本来ホワイトニングを行う時の大切なポイントが疎かになっている場合も考えられるのです。 そして、逆に金額が飛びぬけて高くても、ホワイトニングの効果が他の歯科医院よりも高いわけではなく、単にさまざまな歯科医院側の事情で金額を高く設定している場合も考えられます。歯科用タービンハンドピース ホワイトニングは意外と難しい治療 歯科医院でホワイトニングをすれば、その場ですぐに芸能人のような真っ白い歯が手に入ると思われがちです。しかし、歯の色や質は各個人で違いますので、単純にホワイトニングをするだけで、すぐに自分がイメージしていた歯の色になるというわけではありません。 たとえば、歯の着色の原因も、歯自体の色が遺伝的に濃い場合、加齢によるもの、テトラサイクリンと呼ばれる過去に服用した薬剤が原因になっている場合、コーヒーや紅茶、タバコなど生活習慣によるもの、歯磨きの仕方など、それぞれのケースで、ホワイトニングの方法を少しずつ変えなければならない場合もあります。 そのため、ホワイトニングを成功させるために大切なポイントは、ホワイトニングを行う歯科医師が、どれだけのホワイトニング治療の経験や技術などの実績を持っているか、ということが重要なのです。 事前のカウンセリングがひとつの選択基準 しかし、一般の人が、その歯科医師のホワイトニング治療の経験や技術などの実績を事前に知ることはできませんよね。いくらホームページに、真っ白い歯を見せて笑っている人の写真が載っていても、それは単にホワイトニングをイメージさせる、歯がきれいなモデルの写真を載せている場合がほとんどだからです。 では、どうすればいいかというと、少し手間かもしれませんが、いくつかの歯科医院へ実際に受診して、まずはホワイトニングを行うための事前のカウンセリングを受けてみるのが、1つの選択基準になると思います。ホワイトニング治療の経験が豊富な歯科医師は、事前のカウンセリングがホワイトニング治療を成功させるためのもっとも大切なプロセスと考えている場合が多いからなのです。 詳しいカウンセリングをしてくれる歯科医院を選ぶ! ホワイトニングの成功は、主に患者さん本人が求める白さが実現できるかどうかがポイントです。ですので、ホワイトニングの実績がある歯科医院では、事前のカウンセリングで、患者さんがどのくらいの白さを求めているかなど、希望をしっかり聴き取ることを重視しています。そして、患者さんの歯の状況などから、それが実際に実現可能かどうか、もし不可能なら、どんな方法があるのか?など、詳しい説明や提案をしてくれる医院が多いと思います。 また、1回のホワイトニングで、すぐに歯が白くなる方は少ないため、患者さんの希望の歯の色に近づけるには、どのくらいのホワイトニングの回数や期間が必要で、費用の目安も具体的に提示してもらえる医院を選ぶとよいでしょう。 逆に、簡単なカウンセリングだけで、ほとんど説明もなく、どんな人でもすぐに歯が白くなるとか、期間や費用などは、やってみないとわからないというような歯科医院は、いくら金額が安くても、少し注意が必要かもしれません。
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ニンニク食後や寝起き……。口臭が気になっちゃうのは、それぞれ原因が違っていた!?

ニンニク料理を食べた後や寝起き後など、口臭が気になるタイミングがあると思います。実はこれらの口臭は、それぞれ原因が違うのだとか。一体どういうことなのでしょうか? ■気になる口臭……なぜ口からニオイがするの? 餃子やラーメンなど、特に男子に人気のあるニンニクを使った料理。おいしい料理がたくさんありますが、食べた後は、口臭が気になることがありますよね。ニンニクを使ったほうが香りもよくなり、料理もおいしくなることがありますが、ニンニクのニオイは口の中にかなりしつこく残りますから、本当は食べたいのに、人に会うときはなるべく食べないようにしている人もいるかもしれません。 また、ニンニクを食べたとき以外に、コーヒーを飲んだときや朝起きたときなどにも口臭を感じることはありませんか? 口臭は、自分が「ちょっと臭うかも?」と思う程度でも、一緒にいる相手にはそれ以上に臭ってしまうこともありますから、自分で気づいたときには注意したいところ。 ■ニンニクは口からじゃなく、体から臭ってる!? ニンニクとコーヒー、寝起きのタイミングなど、口臭の元になっていそうなものは、だいたい検討がつきますが、実はこの2種類は全てニオイの原因となっているものが違うということをご存じですか?超音波クリーナー 例えばニンニクは、ニンニクに含まれているアリシンという成分が原因です。アリシンは胃の中で消化されますが、消化された後、血液にのって全身を循環し、皮膚や口から放出されます。つまり、口の中や胃にニオイ成分が残っていてそれが口臭になっているわけではなく、消化されたものが全身をめぐっているので、ブレスケアだけをしていてもなかなかニオイは防げないのです。ニンニクのニオイを予防するためには、ニンニクを食べた後に緑茶・紅茶・コーヒー・牛乳など脱臭効果がある飲料を飲む、またはリンゴや梨を食べることなどが役立つといわれています。 ■コーヒーを飲んだ後と寝起きに口臭がするのはなぜ? コーヒーを飲んだ後に口臭が気になるのは、コーヒーの微粒子が舌の表面に舌乳頭に付着しやすいから。さらにコーヒーを飲むと唾液の分泌量が減って口の中が酸化した状態になるため、口臭が起こりやすくなるのです。コーヒーを飲んだあとにすぐ水を飲んでコーヒーの微粒子が舌に付着したままにしないようにすると、口臭を防ぐことができます。 寝起きの口臭も、寝ている間に唾液の分泌量が減ることで口内の細菌の数が増えるのが原因。食べかすが残っていたりすると、口臭はよりひどくなってしまいます。寝起きの口臭を予防するためには、寝る前の歯磨きを丁寧にすることが重要です。フロスを使ったり、舌ブラシを使って汚れをきちんと落としてから寝るようにしましょう。 口臭を予防するのはもちろん、虫歯予防のためにも歯磨きはとても大切。歯科衛生士は、口内環境をよくして病気を予防するために、歯磨き指導を行っています。「口臭が気になるけど原因が分からない」、「誰にも相談できない」という患者さんのためにも、歯科衛生士は口臭予防や虫歯予防について勉強しているんですよ。
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ブラシの使い方や時間は? 歯を磨くときに気をつけておきたいことって?

毎日歯を磨く中で、うまく磨けている実感はありますか? 歯の磨くときに気をつけておきたいポイントをご紹介します。 ■歯磨きは、虫歯や歯周病を予防するために欠かせない! 歯磨きといえば、毎日の欠かせない習慣ですよね。朝起きた後や食事をした後など、口の中にある雑菌と歯垢(しせき)を取り除くために歯磨きは欠かせません。できれば1日3回、食事の後に歯磨きできたら清潔を保てそうですよね。 きちんと歯磨きをしていないと、虫歯になってしまったり、歯周病になってしまうおそれもあります。テレビを見ながら、ぼーっとしながら、なんとなく歯を磨いていると、きちんと汚れが落ちていない可能性がありますから、せめて夜だけでも、鏡を見ながら時間をかけて歯磨きしたいですね。 ■そもそも歯周病ってどんな病気? ところで、歯ブラシや歯磨き粉のCMでもよく聞く「歯周病」とは、一体どういう病気なのかご存じですか? 歯周病とは、簡単にいうと歯を支えている歯肉や歯の周りの骨が炎症を起こして溶けていってしまう病気です。 私たちの口の中にはたくさんの細菌がいます。特に寝起きは細菌が多く、実は肛門にいる細菌よりも多いといわれるほどです。歯磨きがきちんとできていないと、その細菌を含んだ歯垢(プラーク)や、唾液の力で硬くなってしまった歯石が歯の周りにこびりつきやすくなります。歯垢のうちに歯ブラシで落とすことができればいいのですが、落としきれずに歯石になってしまうと歯医者さんでお手入れをしてもらわなければならなくなります。 そして、歯垢や歯石が歯と歯肉の間のポケットに入って炎症を起こしてしまうと、骨や歯を守っているセメント質、歯の根元の膜などが破壊されてしまい、支えきれなくなった歯がぐらついて最終的には抜け落ちてしまうという恐ろしい病気が歯周病なんです。 ■丁寧に歯磨きを行う方法って? そんな恐ろしい歯周病にならないためには、丁寧に歯磨きをするしかありません。歯磨きの基本は、歯ブラシを歯に直角に当てて磨くスクラビング法です。歯ブラシは弱く当てて細かく動かし、歯の裏はブラシのかかとを使ったり、奥歯や歯並びが悪いところは歯ブラシを斜めにいれたりして磨くと、歯ブラシが届きにくいところの汚れも落としやすくなります。また、歯と歯茎の間のポケットにも汚れはたまっていますから、デンタルフロス(歯間ブラシ)を使うのも一つの手です。 正しい歯磨きのやり方は、歯医者さんに行くと歯科衛生士が丁寧に教えてくれます。歯科衛生士は、歯科医のサポートをするのも仕事ですが、患者さんに正しい歯磨きのやり方を教えて虫歯や歯周病を予防するのも大切な仕事。できるだけ多くの人が、年をとっても入れ歯ではなく自分の歯でご飯を食べられるようにするために歯磨き指導をしているんですね。
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歯痛の鎮痛薬として使われるロキソニンの効果・服用時の注意点

歯痛を和らげるためにはいくつか方法がありますが、鎮痛薬を服用するのも、そのひとつです。歯痛の痛み止めとしてよく使われるロキソニンについて、正しい使い方と注意点などを紹介します。 痛み止めとして使われるロキソニン 虫歯の痛みや、歯医者で治療を受けた後に歯が痛む場合には、ロキソニンが役立ちます。ロキソニンは、歯医者で処方されるほか、市販薬としても売られています。 炎症や痛みが起きているときには、「プロスタグランジン」と呼ばれる痛み物質が関わっています。プロスタグランジンが生成されるには、「シクロオキシゲナーゼ」という酵素を必要とします。ロキソニンは、シクロオキシゲナーゼの分泌を阻害することで、プロスタグランジンの生成を抑え、解熱・鎮痛・抗炎症作用の効果を発揮します。 ロキソニンは、服用してから効果が発揮されるまでに30~60分の時間を要しますので、痛みが強くなる前に服用することをおすすめします。歯科矯正器具 痛み止めの効果が持続する時間は、痛みの強さや服用する人の感じ方によって大きく異なります。 一概には言えませんが、痛みが強い場合は、ロキソニンの効果時間が短くなってしまいます。たとえば、親知らずを抜歯した後に強く痛む場合、ロキソニンを服用しても4時間ほどで効果が切れてしまう可能性があります。 ロキソニンで抑えられる歯の痛み ロキソニンは、次にあげるような痛みに効果を発揮します。 親知らずを抜いた後 歯の治療の中でも、親知らずを抜歯した後は、強い痛みが長く続くといわれています。抜歯後、麻酔が切れる前にロキソニンを1錠飲んでおくとよいでしょう。 歯の神経を取り除いた後 歯の神経を取り除いた直後、強い痛みが起こることがあるため、麻酔が切れる前に1錠飲んでおくと安心です。 根の治療をした後 根の治療後の痛み方は、人によってさまざまですが、痛みが強い場合はロキソニンを使いましょう。 深い虫歯を治療した後 深い虫歯の治療後は、麻酔が切れると強い痛みが出ることがあります。 外科的な治療をした後 歯茎の腫れがひどく、膿を出すために切開するなど、外科的な治療を受けた後は、痛みが出ることがあります。 インプラントの治療をした後 インプラントを治療した後に痛むことがあります。心配な場合は、麻酔が切れる前にロキソニンを1錠飲んでおきましょう。 矯正の治療中 歯の矯正治療を行う際、ワイヤーを通して最初に歯が動き始めるときに痛みが起こります。痛みが落ち着くまでの3日~1週間ほど、ロキソニンを服用してもよいでしょう。 ロキソニンの服用に関する注意点 ロキソニンを服用する際には、以下のことに注意しましょう。 ・何か食べてから飲む ・1回に2錠まで。1錠でも効果はある ・服用中はお酒を飲まない ・15歳未満は使用しない ・妊娠後期には使用しない…
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赤ちゃんの歯(乳歯)が生える時期や順番とは?

乳歯の役割や生える時期、生える順番を見ていきましょう。 乳歯ってどんな歯? 私たち人間は、乳歯から永久歯に生え換わる「二生歯性」という性質があります。乳歯は、いずれは抜けてしまう歯ですが、子供が成長していくうえで、とても重要な役割を果たしています。以下で、乳歯の役割について説明します。 食べ物を噛む 乳歯のもっとも重要な役割は、永久歯と同じで、食べ物を噛んだり、引き裂いたり、噛み砕いたりすることです。これによって、成長や発育に必要な栄養素を吸収できるようになります。 あごの発育を助ける 噛むことによる刺激によって、あごの発育が助けられ、顔の形が整っていきます。 正しい発音を助ける 乳歯がきれいに生えていることで、正しい発音を助けます。また、正しくはっきりと発音するためには、正しい舌の動かし方が重要になりますが、この舌の動かし方によって、きれいな歯並びを作り出すことができるといわれています。超音波クリーナー 永久歯が正しく生えるための案内係 乳歯には、永久歯を正しい位置に誘導する役割があります。このため、虫歯などで乳歯を早い時期に抜歯してしまうと、歯並びや噛み合わせが悪くなってしまう可能性がでてきます。 また乳歯の数は、上下10本ずつ、合計20本あり、それぞれの歯に、次のような名前があります。 乳中切歯 乳側切歯 乳犬歯 第一乳臼歯 第二乳臼歯 乳歯が生える時期は? 乳歯は一般的に、生後3〜9ヶ月頃から生え始め、2〜3歳までに生え揃えそろうといわれています。歯が生える時期には、かなり個人差があるため、生まれたときからすでに歯が1本生えている子もいれば、1歳を過ぎてから1本目が生え始める子もいます。しかし、歯の生え始める時期の違いが、その後、問題になるようなことはありません。周りの子に比べて、多少歯の生える時期が遅くても、心配する必要はないでしょう。 乳歯が生える順番とは? 乳歯は、一般的に次の順番に生えてきます。 生後6〜9ヶ月…下の前歯(乳中切歯)2本 生後9~10ヶ月…上の前歯(乳中切歯)2本 生後11ヶ月~1歳頃…上下の乳側切歯4本 1歳2ヶ月~1歳6ヶ月…上下の第一乳臼歯4本 1歳9ヶ月~2歳頃…上下の乳犬歯4本 2歳6ヶ月頃…上下の第二乳臼歯4本
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