歯や歯茎の健康は、あごや顔全体の輪郭にも影響する!?
きれいで健康的な歯や歯茎は、アンチエイジングの重要な要素ですが、そんな歯や歯茎を健康に保つためには、それを支えるあごや骨格、顔の筋肉などもよい状態に保つ必要があります。そして、それらのお口周りのあごや骨格、筋肉の状態がよいと、顔全体が引き締まって、あごの輪郭もよくなります。歯を鍛えることは小顔につながる、なんてことも夢ではありません。

また、歯や歯茎自体の健康を保つために行う習慣も、結果的にあごの輪郭をすっきりさせて、小顔に見せる効果が期待できるのです。

あごや骨格、顏の筋肉をよい状態に保つ方法とは?
ところで、歯や歯茎であれば、歯磨きをしたり、マウスウオッシュを使ったりと、具体的な健康法は誰でもいくつか思い浮かぶと思います。しかし、あごや骨格、顏の筋肉をよい状態に保つといっても、具体的には何をすればよいのでしょうか。

実は、お口の周りの筋肉を鍛えるために、いくつかのエクササイズがあるのです。そして、これらのエクササイズを行うことで、お口の周りの筋肉が引き締まり、しっかりと噛める健康なあごや骨格を保つことができるのです。

口を動かして筋肉を鍛えるエクササイズ
大きく口を動かしながら開け閉めすることは、お口周りの筋肉に刺激を与えるため、筋肉がしまり、唇が閉じやすくなるため、普段、唇が閉じた理想的なお口の環境を保つために役立ちます。もし、ただ単に口を開け閉めするのに違和感があるなら、「あいうえお」と発声しながら、大きく口を動かしましょう。このエクササイズを行うことで、お口の周りの筋肉が引き締まり、あごの輪郭もすっきりする効果が期待できます。

舌を動かして筋肉を鍛えるエクササイズ
舌は舌骨と呼ばれる骨に支えられていて、口の開閉や咀嚼といった、基本的な口の動きに関わる筋肉を支えています。そして、舌骨は顏や首の筋肉とも繋がっています。そのため、舌を動かすエクササイズを行うと、お口の周りのさまざまな筋肉に刺激が伝わり、オートクレーブ筋肉がしまって、輪郭もすっきりする効果が期待できるのです。

舌を動かすエクササイズで、一番簡単にどこでもできる方法は、舌運動と呼ばれる方法です。やり方はとても簡単で、口を開けずに舌で歯の表面をなぞるだけです。それを左右から20回ずつ行い、1日に数回くりかえすのです。また、このエクササイズは顏の表情を作っている表情筋と呼ばれる筋肉を鍛えるのにも効果があります。

歯や歯茎自体の健康を保つために行う習慣でも小顔効果が!
筋肉のエクササイズに加えて、歯や歯茎の健康を保つために行う習慣でも、あごの輪郭がすっきりする効果は期待できます。それは、食いしばりをしないことです。

食いしばりは、歯や歯茎に過度な力がかかるため、歯に細かいヒビを生じさせ、虫歯になる原因をつくったり、歯を支える歯槽骨が少なくなって歯周病を誘発させたりする要因になります。

そして、食いしばりは、噛むための咬筋と呼ばれるあごの周りの筋肉を大きく太くし、あごの骨も肥大化させてしまうため、輪郭がすっきりするのとは反対の、いわゆるエラの張った顏になってしまうのです。

食いしばりを防止するには、舌の位置がポイント!
それでは、どうやって食いしばりを防止すればよいのでしょうか?通常、食いしばりのない人は、安静状態の場合には、上下の歯が接触していません。ところが、食いしばりのある人は、安静状態でも上下の歯が接触している人が多いのです。そして、食いしばりのある人は、舌の位置が正しくないことで、上下の歯が接触している場合が多いのです。

正しい舌の位置は、舌の先端が上あごに付いている状態です。ですから、意識して舌の先端を上あごに付けるように習慣づければ、徐々に食いしばりも防止することができ、あごの輪郭もすっきりしてくると思います。