Tag archives for 乳歯

将来の歯並びに影響する?乳歯時期の歯のすき間

清潔感ある白いきれいな歯並びは、誰もが憧れるもの。やっと生え始めた赤ちゃんの乳歯の間のすき間は気になるものですが、これは将来の歯並びにどう影響してくるのでしょうか。 ママからの相談:「子どもの歯並びについて」 『息子は現在9カ月です。上が4本、下が2本生えていますが、前歯に上下ともすき間があり、将来の歯並びが気になりはじめました。私自身、あごが小さく中学生から3年間歯列矯正を行いました。息子がきれいな歯並びになるために、今から気をつけておいた方がよいことなどをアドバイスください。(30代・女性)』 乳歯のすき間はむしろ必要 歯列矯正があり子どもの歯並びを気にするご相談者さんですが、専門家によると、赤ちゃんのころの歯のすき間はむしろきれいな歯並びのために必要だという意見が。 『乳歯の歯並びにすき間があるのは、将来の歯並びのためにはむしろよいことです。最近は乳歯のころからぎちぎちに並んでいる子どもも多く、これでは永久歯に生えかわった時にきれいに並ぶスペースがありません。これは食の西洋化により柔らかい食べ物が増え、あごの発達が十分でない子が増えているからです。(歯科衛生士)』 『成長とともに顎が発達してくると、乳歯にすき間が出る場合があります。このすき間は永久歯が生えてくるために必要なもので、噛み合わせを調節するという役割もあります(光照射器 歯科)。(医師)』 『今の時期のすき間はよくみられるもので、逆にすき間がなければ永久歯の歯並びが悪くなるといわれています。一般的には3歳くらいにはすき間が小さくなり、4歳ころから再びすき間が広がります。永久歯が生えてくれば、自然にすき間はなくなるので心配いりません。 (医師)』 将来のきれいな歯並びのために どうやら、歯のすき間がある方が一般的なようですね。では、美しく整った将来の歯並びのために、まだ赤ちゃんの今のうちからできることはあるのでしょうか。 『よい歯並びのためには、乳児のころから顎の発達を促すことが大切です。たとえば赤ちゃんのときは、母乳を吸うのに必要な力や動きが顎の発育を促します。母乳と違って、普通の哺乳瓶では少し吸うとすぐにミルクが出てくるので顎が鍛えられない傾向があります。母乳が難しい場合でも、その点を考慮した設計の哺乳乳首を使うのがよいでしょう。(歯科衛生士)』 『食事についてはむやみに硬いものを与える必要はありませんが、子どもの成長に応じて、なるべく噛む回数が多くなるものを与えるのがよいでしょう。(歯科衛生士)』 『歯並びが悪くなる要因には、先天性のものと、後天性のものがあります。両親や祖父母に歯並びの悪い方がいれば、その骨格を遺伝している可能性はあります。また、後天的なものは生活習慣です。食べるときに片側の歯でばかり噛む、柔らかいものばかり食べて顎や口周りの筋肉が発達しない、ほおづえをつく、同じ方向を向いて寝る、指しゃぶりをするなどの習慣が歯並びを悪くします。(医師)』 ずっと母乳は無理でも、顎の発達を促すようなグッズが市販されているとのこと。また、骨格による歯並びの乱れは今後の様子を見て、歯並びを悪くする生活習慣は今のうちからご両親が注意してあげたほうがよいようです。
Continue Reading

乳歯は早いと5歳頃から抜ける!思い出残るオススメ「乳歯保管ケース」4選

6月4日から10日は「歯と口の健康週間」! 特に、お子さんの歯について、意識しているママも多いのではないでしょうか。 乳幼児のいるママであればやはり“乳歯”がポイントです。 でも乳歯はいつかは抜けるもの。しかも「小さくてすぐどこかにいってしまうし、その保管をどうしよう」と悩みませんか? 日本では、上の歯は床下へ埋めたり、下の歯は屋根に向かって投げる、なんて風習がありますよね。でも、最近はマンションなどの住環境の変化や、子育ての思い出にとっておきたいと思われるママが多いようです。 海外では、抜けた歯を枕の下に置いて寝ると、寝ている間にこっそりと『Tooth Fairy(歯の妖精)』が“乳歯をコインやプレゼントにかえてくれる”という言い伝えがあるそうです。 子どもたちも、乳歯が抜けるのが待ち遠しいですね。 乳歯だって、わが子が小さかったときの思い出として、大切に可愛らしく保管しておきたいものです。 今回は、ママ歯科医である筆者が、あまり知られていない「オススメ乳歯保管ケース」についてお伝えします。 ■早い子は5歳頃!「乳歯」っていつ抜けるの? 乳歯は早い赤ちゃんでは、生後6ヶ月頃から前歯が生えてきます。その後、3歳頃に1番奥の乳臼歯が出てくることで、すべての乳歯20本が生えそろいます。 七五三や卒園式、入学式の頃に抜けているイメージがある乳歯ですが、早い子で5歳頃から上下の前歯から抜け始めます。 その後、5番目の乳歯が抜けるのが11歳頃ですから、長い時間をかけて乳歯から永久歯へと生え変わります。 ■「乳歯保管ケース」のいろは 乳歯保管ケースには、1つのケースにまとめていれるものと、1本ずつ入れるものに分けられます。 どちらもお子さんやママの好みで選ぶとよいでしょう。1本ずつ入れるものは大ぶりになりますが、順番に入れていくことで、本人も次に抜けるのが楽しみになります。口腔内カメラ 1つのケースに入れるものは、コンパクトなケースが多いです。段々と増えていくことで、抜けた量が実感しやすい一方で、どこの歯が抜けたのかは、分かりにくいかもしれません。 歯科医院で抜いた場合は、血液や付着している組織をキレイに除去してから、お渡ししています。 おうちでも、水でよく血液や組織を洗い流し、しっかりと乾燥してから保管ケースに入れるとよいでしょう。 ■可愛らしく素敵な思い出に!おすすめ「乳歯保管ケース」4選 (1)乳歯の思い出が1冊のアルバムに!「ベビートゥースアルバム」 アメリカのブランド『ベビートゥースアルバム』の乳歯入れです。 ブックタイプで場所をとらない上、アルバムなので写真を貼ることもできます。 “My 1st Baby Tooth(はじめて生えた乳歯) ”などの写真を貼れるページがあり、赤ちゃんの頃から使うことができます。 歯を入れる時はスライドさせて、1本ずつ簡単に入れることができます。 筆者もわが子に愛用しています。…
Continue Reading

香取慎吾の顔変形、歯のトラブル放置が原因…!? 「 乳歯の時期にケアが必要」な理由3つ

6月4日は“虫歯の日”ということをご存じでしたか? また、6月4日から10日は、“歯と口の健康週間”と言われています! この時期、幼稚園や保育園では“歯科健診”が行われる時期で、検診で虫歯が見つかり、歯医者さんへ行く機会も増えると思います。 ところでつい最近、SMAPの香取慎吾さんが、歯のトラブルを放置したために、顔が変形してしまったのでは?という衝撃的なニュースがありましたよね。ママならば、わが子の顔や歯並びはとても心配なことだと思います。 今回はママ歯科医師である筆者が、小さな子どもでも気をつけたい“歯と口の健康”について解説します。 ■歯と口の健康週間に見直すべきは「食事の時間」だった まず、今の習慣を見直しましょう。毎日当たり前のように行っていることが、実は危険な習慣であったりします。 1歳頃になると、赤ちゃん用のおやつなどを食べる機会も増えてくると思います。甘いものを覚え始める時期でもありますよね。 しかし、そんな時期に危険なのは、“ダラダラ食べ・飲み”です。 子どもや家族が、時間を決めず、ダラダラずっと食べているなら、今すぐ改善しましょう。 おやつは10時や15時など時間を決め、1日1~2回にしましょう。水分補給は、水や麦茶などにしましょう。 子どもが大好きな甘いジュースは、食後や、おやつの時に一緒に口にするのがオススメです。 ■ 大人の歯が生えてこなくなる!?「 乳歯の時期にケアが必要」な理由3つ なぜ、小さな子どもの頃からのケアが必要なのでしょうか? 最近は、子どもの歯並びや虫歯への関心が高まり、赤ちゃんの頃から大切にケアされているママが増えているようです。 けれど、「乳歯ならどうせ抜けてしまうから……」というママは、危険です! ちゃんと“乳歯の時期”に、お口の中や癖などをケアしておかないと、後々トラブルが発生しやすいのです。 (1)永久歯が生えるスペースがなくなるから 虫歯や怪我などで、乳歯を早くに失うと、その下に控えている永久歯が、“将来生えるスペース”がなくなり、歯並びが悪くなってしまいます。 大人の歯は、一生もの。歯並びが悪いと、矯正をしたりもできますが、できれば避けたいですよね……。 もし、乳歯を抜歯することになったら、そのスペースを保つための装置がありますので、必要かどうか小児歯科で、早めに相談してみるのをオススメします。 (2)バランスよく噛めなくなるから 歯が痛いと、噛むことができませんよね。さらに、虫歯などで抜歯すると、その部分では噛めなくなってしまいます。 片方の顎でばかり噛んでいると、片方で噛む癖がついてしまい、いつも噛む側の歯ばかりがすり減ってしまったり、噛むときに働く筋肉のバランスが悪くなってしまいます。超音波スケーラー 家庭用 (3)「指しゃぶり」などの癖が歯並び・咬み合わせへ影響を与えるから “指しゃぶり”をずっとしている、“おしゃぶり”をいつも使っている、舌を出す癖、口呼吸……のような要因で、歯並びや咬み合わせは、影響を受けると言われています。 そのまま様子を見ていていいのか、何かしらサポートが必要なのか、1度、小児歯科で相談すると安心ですよ。 癖は注意するよりも、子どもの好きな遊びに誘うというように、気持ちを別のところにそらすのがポイントです。 (4)「言葉の発音」が悪くなるから…
Continue Reading

グラグラ乳歯はどうする? 歯の生え替わりの予備知識

乳歯の生え替わりの予備知識 ■いつ頃からいつまで続く? 個人差がありますが、6歳頃からはじまり、15歳ころまでに永久歯に生え替わることが多いようです。 ■どの歯からはじまるの? 上か下の前歯から生え替わることが多いようです。さらに乳歯の後方に6歳臼歯と呼ばれる新しい永久歯の奥歯も生えてきます。 ■乳歯が虫歯だと永久歯も虫歯で生えてくる? 永久歯は必ず虫歯のない状態で生えてきます。しかし乳歯に虫歯があれば、口の中に虫歯菌が常に漂っている状況になるため、新しい永久歯の虫歯リスクは高くなると考えられます。 ■永久歯が生えてこない!? 生え替わりは個人差があるため、なかなか生え替わりがはじまらず心配であればレントゲンで簡単に確認することができます。 乳歯の抜歯は無理は禁物 ■前歯は簡単、奥歯は大変 乳歯の抜歯については、自分で抜歯する方法と病院で抜歯する方法があります。しかし全部の乳歯を自分で抜くことができるのは、本当に良い条件の時です。乳歯をよく見てみると、前歯は根の横方向の断面積が小さくて歯ぐきに接する部分が少なくなっています。 このため最後は歯ぐきの一部が切れて自然に取れることもあります。しかし奥歯になると大きな面積で歯ぐきについているため、自分で無理に取ろうとすると痛みや出血が大きくなります。このため前歯を自分で抜くことができたとしても、奥歯は歯科医院で抜歯になるケースが一般的です。 ■食事で痛い時は抜歯が近い 食事の際グラグラして痛みを訴えるようであれば、しばらくすると自然に取れることがあります。しかしグラグラするだけで2週間程度経っても抜けないような時は、前歯であっても歯科医院で相談してみるとよいと思います。 ■永久歯が違う場所に生えてきた 一般的には、乳歯の真下から永久歯が出てくるため乳歯の根が溶けたようになってグラグラしますが、永久歯が全く違う場所から生えてくると乳歯の根が吸収されずに残ってしまうようになります。このため歯科医院で麻酔をしてから抜歯する方が懸命です。 ■左右で同じように生え替わることが多い 左右の同じ位置にある歯は、生え替わりのタイミングが同じ時期になることが多いため、片側だけ乳歯が残って時間が経過しているような時は、歯科医院でレントゲンでの確認をオススメします。 ■乱暴な抜歯は厳禁 今はほとんど見かけませんが、糸を乳歯に巻き付けて、もう一方引っ張るやり方は、指で取れるほどグラグラしていなければ、失敗して痛みと出血がひどくなる恐れがあります。前歯で成功しても奥歯では失敗する確率が高いため、無理に取ろうとしてはいけません。歯科用ルーペ 永久歯の歯並びについて ■歯の大きさとあごの大きさの関係 歯の生え替わりの最初の頃は、永久歯が大きすぎて不安になることもあります。しかしあごを含めた顔全体の大きさは発育途中のため徐々にバランスがよくなっていきます。あごの成長とともに永久歯が出てくることが理想です。 ■前歯の隙間が気になる 上の前歯が生え替わるとしばらく歯と歯の間が広がった「すきっ歯」になることがあります。その他の永久歯が生えてくると横から押されて自然に閉じることが多いので過度な心配はいりません。 ■反対咬合(受け口) 永久歯の下の前歯が、上の前歯の前に出てくることがあります。完全に出てしまう前であれば、簡単な矯正で治ることもあります。歯科医院などで気軽に相談してみましょう。 ■矯正のタイミング 最近はあごが小さい人が多く、歯並びが悪くなりがちです。完全に生え替わる前にはじめた方が効率的に矯正ができるケースも多いので、歯並びに不安を感じるのであれば、歯科医院や矯正専門の歯科医院などで相談してみましょう。
Continue Reading

赤ちゃんの歯(乳歯)が生える時期や順番とは?

乳歯の役割や生える時期、生える順番を見ていきましょう。 乳歯ってどんな歯? 私たち人間は、乳歯から永久歯に生え換わる「二生歯性」という性質があります。乳歯は、いずれは抜けてしまう歯ですが、子供が成長していくうえで、とても重要な役割を果たしています。以下で、乳歯の役割について説明します。 食べ物を噛む 乳歯のもっとも重要な役割は、永久歯と同じで、食べ物を噛んだり、引き裂いたり、噛み砕いたりすることです。これによって、成長や発育に必要な栄養素を吸収できるようになります。 あごの発育を助ける 噛むことによる刺激によって、あごの発育が助けられ、顔の形が整っていきます。 正しい発音を助ける 乳歯がきれいに生えていることで、正しい発音を助けます。また、正しくはっきりと発音するためには、正しい舌の動かし方が重要になりますが、この舌の動かし方によって、きれいな歯並びを作り出すことができるといわれています。超音波クリーナー 永久歯が正しく生えるための案内係 乳歯には、永久歯を正しい位置に誘導する役割があります。このため、虫歯などで乳歯を早い時期に抜歯してしまうと、歯並びや噛み合わせが悪くなってしまう可能性がでてきます。 また乳歯の数は、上下10本ずつ、合計20本あり、それぞれの歯に、次のような名前があります。 乳中切歯 乳側切歯 乳犬歯 第一乳臼歯 第二乳臼歯 乳歯が生える時期は? 乳歯は一般的に、生後3〜9ヶ月頃から生え始め、2〜3歳までに生え揃えそろうといわれています。歯が生える時期には、かなり個人差があるため、生まれたときからすでに歯が1本生えている子もいれば、1歳を過ぎてから1本目が生え始める子もいます。しかし、歯の生え始める時期の違いが、その後、問題になるようなことはありません。周りの子に比べて、多少歯の生える時期が遅くても、心配する必要はないでしょう。 乳歯が生える順番とは? 乳歯は、一般的に次の順番に生えてきます。 生後6〜9ヶ月…下の前歯(乳中切歯)2本 生後9~10ヶ月…上の前歯(乳中切歯)2本 生後11ヶ月~1歳頃…上下の乳側切歯4本 1歳2ヶ月~1歳6ヶ月…上下の第一乳臼歯4本 1歳9ヶ月~2歳頃…上下の乳犬歯4本 2歳6ヶ月頃…上下の第二乳臼歯4本
Continue Reading

赤ちゃんの卒乳が遅れると「乳歯の虫歯リスクが高まる」と判明

子どもとのスキンシップを重視するため、あるいは子どもが泣き叫んで求めるために、なし崩し的に卒乳の時期を逃しているお母さんもいるかと思います。 しかし実は、乳歯が生えそろっている子どもに母乳を与え続けると、虫歯のリスクが高まるとご存じでしたか? そこで今回は、子どもの卒乳時期と虫歯の関係についてお伝えします。 ■卒乳の遅れは子どもの歯に悪影響 卒乳は、できるだけ乳歯の生えそろう前に行なってください。母乳には7パーセントほど、“乳糖”と呼ばれる糖分が含まれています。その糖分が虫歯菌のえさとなって、口の中の細菌が増え、乳歯の虫歯が増える可能性が高まるからです。 実際に虫歯と母乳の関係を調査した研究によると、2歳でも母乳を長期間飲んでいる乳幼児は、卒乳をした子どもと比べて虫歯が多いとわかっています。 ■理想的な時期は、乳歯が多く出てくる前 乳歯が生えてくる時期は、子どもによってかなり異なります。生後3カ月ごろから最初の歯が生えてくる子どももいれば、1歳になってようやく1本目が生えてきたという子どももいます。 そのため、“生後1年できっかりと断乳をするべき”など、時期を明示できない難しさがあります。大まかな目安は、乳歯が多く出始める前です。そのころに自然と卒乳をさせていくスケジュールが、虫歯予防の点から言えば理想的とされています。 この日に断乳と区切るのではなく、子どもの成長と歯の生え方を見ながら、自然と卒乳できるように調整できると理想的です。 ■寝かし付けながら、あるいは寝る前の授乳には注意 子どもが泣き叫ぶなど、卒乳が簡単ではない場合でも、寝かし付けながらの授乳や寝る直前・夜間の授乳には注意してください。 大人でも同じですが、夜間は唾液(だえき)の量が減るので、口の中が細菌にとって好ましい環境になります。口の中に母乳の糖分が残っていると、dentalzz虫歯菌に大量のえさを与える形になってしまいます。 以上、子どもの卒乳時期と虫歯の関係についてお伝えしましたが、いかがでしたか? 子どもの反応を見ながらつい許してしまう場合も多いとは思いますが、乳歯の生えそろった状態で母乳を与え続けると、虫歯のリスクが高まると改めて理解しておきましょう。 これから卒乳期を迎えるお母さんは、お父さんとも協力するなど、いろいろ工夫してみてくださいね。
Continue Reading

グラグラになった乳歯の抜き方

はじめに お子さんの乳歯がグラグラで痛くて食事ができないときに、どうしたら良いかというご相談をよくいただきます。歯科医院に来ていただくのが一番良いのですが、乳歯は20本ありますからあまり何度もご来院いただくのも大変です。そこで今回は乳歯を抜いてもいいかどうかの判断基準と抜き方をご説明します。 この乳歯は抜いてもいい? ー 表:乳歯から永久歯への生え替わりの時期 (photo by 著者)ー ・まずは上の表をご覧ください。歯の生え替わりの時期の一覧表です。お子さんの年齢がグラグラした歯の生え替わり時期に達していることが第一条件です。もしも11〜12歳で生え替わる歯が7歳や8歳で抜けそうな場合は歯周病その他の病気の可能性がありますので、歯科を受診してください。 ・第二の条件は乳歯が軽く引っ張っただけで抜けそうであることです。強く引かないと抜けないような歯はまだ生え替わりの準備ができていないのかもしれません。乳歯が揺れて痛むが抜けそうにない場合も、無理に抜かずに歯科を受診してください。 グラグラになった乳歯の抜き方 ①ガーゼで乳歯を包む ②乳歯をつまんで真上(真下)に引く ③出血が止まるまでガーゼで圧迫する 抜いた後に乳歯の根の欠片が残った、抜いても腫れや痛みが続くような場合は歯科を受診してください。歯科 口腔内カメラ まとめ 乳歯を抜いた後、生えたばかりの永久歯は虫歯になりやすいので、お子さんを定期的にお近くの歯科医院に連れて行き、健診と歯みがき指導・フッ素塗布などの予防処置を受けさせてあげてくださいね。
Continue Reading

乳歯が残って永久歯が生えてこない!乳歯遺残って何?

正常な乳歯の生え代わり時期は? 犬の歯の生え変わりは、正常ですと永久歯の生えてくる生後3か月から7か月頃に乳歯が抜け落ちます。しかし、トイプードルやチワワなどの小型犬では、生後1年たっても乳歯が残ってしまう場合があります。乳歯の本数は正常ですと28本(切歯3本、犬歯1本、前臼歯3本、これが上下左右にあるので28本)、永久歯は42本(切歯3本、犬歯1本、前臼歯4本、後臼歯2本(上顎)または3本(下顎)、これが左右にあるので42本)あります。歯科機器通販 乳歯が残ってしまうとどうなるの? 乳歯が残ってしまうと、永久歯が正常に生えてこないために歯並びが悪くなり、かみ合わせが悪くなります。そのままの状態でいると、さらに乳歯よりも内側に生えてきた歯が上顎の内側にあたって炎症が起きたり穴が開いたりします。また残っている乳歯と永久歯の間には隙間ができて食事のカスが溜まり、歯石が付着してきます。すると歯石がもとで炎症(歯肉炎)が起きたり、歯肉が痩せてきて歯が脱落することもあります。また歯肉炎が原因で、感染が顎の骨や鼻などにも広がるなど、さまざまなトラブルの原因となるのです。 乳歯遺残はどうすればいいの? まず小さいころから口の中を見せてくれるように積極的にさわってあげて、時々チェックしてあげることが必要です。今生えている歯のそばに新しい歯が生え出してくるのが、日々の観察により確認できます。もし口に触れることを拒むようでしたら、定期的に獣医さんに診てもらって下さい。もし乳歯が7カ月以上たっても取れないようでしたら、乳歯の抜歯が必要です。避妊手術や去勢手術をそのころに行うことが多いので、その時に一緒に抜いてもらえば、費用や犬の負担も少なくて済みます。麻酔をかけないで歯を抜いたりすることもありますが、出血がきっちりと止められるようでしたら問題ないです。ただ抜く過程でとても嫌がり、今後口を触らせなくなることもあるので、できる限り麻酔してもらって抜歯することをお勧めします。
Continue Reading

乳歯がグラグラ…。自宅で上手に抜く方法とは?

■ 早めに抜いたほうがいい? それとも自然に抜けるのを待つ? 適正な歯の生えかわりの時期にグラグラになった乳歯は、自然と抜けることがほとんどです。しかし歯並びや噛み合わせの状態によっては、なかなか取れないことがありますよね。 長期間グラグラの乳歯を残していると歯垢(プラーク)がたまり、口の中が不潔になる原因となります。また、永久歯が生えてくるのを邪魔することもあります。歯科ユニット 乳歯がグラグラしているとき、どのように対処するのが正しいのでしょうか?医師に聞いてみました。 ■ まずは歯科医師に相談しよう! 転倒などによる乳歯の打撲により、子どもの本来の生えかわりの時期よりも早く乳歯がグラグラしているケースがあります。 その場合は、乳歯であっても安静にして永久歯の準備が整う時期まで保存しておいた方がいいこともあります。まずは歯科医師に相談しましょう! ■ 自宅で抜く方法1:フロスを使って抜く 抜けてもいい時期のグラグラ乳歯でも血が止まりにくいことがあるので、基本的には歯科医院で行う方が安全です。それでも自宅で抜きたいという人は、試してみてください。 まずグラグラの歯の根元に、フロスまたは裁縫用の糸を巻きつけます。大きく深呼吸させて、息をはき始めた瞬間に、一気に引っ張ります。多少の出血がありますが、ガーゼやティッシュを傷に当てたまましっかり咬ませておくと、15分程度で止まります。 注意点: ティッシュに血が付いたからとしょっちゅう交換すると、逆に血が止まりにくくなります。10分間は取らずに咬ませてください。口の中の傷は、血のゼリー状のものに覆われることで治ってくるので、血でできた黒い塊を取らないでください。傷に触ると出血がありますが、2~3日でおさまってきます。 ■ 自宅で抜く方法2:歯を大きく揺らして抜く グラグラしている乳歯を、歯がない方向にゆっくり、大きく揺らします。 歯医者で抜くのも怖いし、自然と抜けてほしいけれど気になって仕方がないという人にオススメです。一度では取れず数日かかることもありますが、大きく揺らしていくうちに外れていきます。 いずれにせよ、状況によって最適な処置は変わりますので、気になることがある際には、まずはかかりつけの歯科医院を受診するようにしてください。
Continue Reading

【頭蓋骨は語る】乳歯が抜ける前の子どもの口の中が衝撃的にヤバすぎる!

乳歯のことを英語では「milk teeth」という。なんとも愛らしい響きであるが、だが、その天使のような子どもたちの乳歯が生え変わる時、口の中で一体何が起こっているかを知る人はあまりいないのではないだろうか? 見ないですむなら、見なかったほうが良かったような――。 【その他の画像はコチラ→】 ■乳歯が抜ける前の"準備万端"な顎の骨 オーストラリアの子育て情報サイト「BellyBelly」によると、2歳~8歳の子どもたちの頭蓋骨をチェックすると、トンデモない光景を目撃することがわかった。 なんということだろう、まるでマシンガンの弾倉とでもいおうか。引き金を引いたら飛び出しそうな"準備万端感"がハンパないのだ。実に無駄なく、精密に人体が構成されていることがよく理解できる画像だが、それにしても生理的に受けつけない! これを見てゾッとする人も多いのではないだろうか。 歯科医や歯科衛生士さんたちは、こんなグロい写真を直視しながら日夜修練を積んでいるのだから、頭がさがる。 筆者の知人の検死官は、研修中に「ソーメン」がまったく食べられなくなったと言っていたが、歯科医療関係者も同様なのではないだろうか。聞くところによると、マイクロモーター歯科「肉」全般が食べられなくなるというらしい。 通常、乳歯は全部で20本あり、生後6カ月頃から生え始め、3歳頃までに生え揃う。その後、6歳頃から永久歯への生え変わりが始まり、最終的には12歳頃までに合計32本が生える。 そうした過程のなか、成長期の子どもたちは、その無邪気な笑顔の下で二段構えの歯並びをもっているということだ。 さらに余談になるが、筆者は人より歯の総数が少ない、いわゆる「すきっ歯」だ。しかもいい年をして、犬歯のあるべきポジションに、いまだ乳歯が2本残っている。おかげで"若く見える"というメリットはあるものの、子どもの頃はレントゲンを撮っても永久歯が写らなかったため、「自分は欠陥人間だ」と傷ついていた記憶がある。いくつになっても歯のトラブルは尽きないものだが、やはり歯の数は"多からず、少なからず"がよろしいようで。
Continue Reading
12