Archives for August, 2017

虫歯治療

知覚過敏が起こる原因

歯冠 歯本体のうち、歯茎より上の部分を指します。外側はエナメル質で覆われ、その内側に象牙質があります。 歯根 歯本体のうち、歯茎に隠れている部分を指します。歯根にはエナメル質が存在せず、表面はセメント質という層に覆われています。セメント質の内側には、歯冠と同様に象牙質が存在しています。(歯科診療ユニット) 表面のエナメル質・セメント質が何らかの理由で削れると、象牙質が露出することになります。問題は、この象牙質の構造です。象牙質には象牙細管と呼ばれる無数の穴が存在しています。そして、象牙細管は「象牙質の表面」から「歯髄」の方向に、まるで細いトンネルのように存在しているのです。   以上から、エナメル質・セメント質は象牙細管の表面に蓋をする役割を負っていたことになります。エナメル質・セメント質が削れるということは、「象牙細管の入口を塞ぐものがなくなること」を意味します。 ここで問題になるのは、象牙細管の中身です。象牙細管の内側には、組織液と呼ばれる液体が入っています。そして、組織液は「温度が上がると膨張し、温度が下がると収縮する性質」があるのです。 結果、冷たいものが象牙細管の入口に触れると、象牙細管内の組織液が収縮し、体積が小さくなります。組織液の体積が小さくなると、象牙細管内の圧力がさがり、歯髄に「引っぱる方向の力」が働きます。その結果、歯に痛みが走るのです。    
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歯科健康

歯牙移植の利点

入れ歯のような違和感がない 自然な噛み合わせを取り戻せる 異物反応が出ない 普通の歯と同じように違和感なく使える 治療の痛みがほとんどない 歯牙移植は人工的に作られるインプラントやブリッジにはない安定感があり、しかも自分の歯で行うので異物反応が起きないというメリットがあります。歯牙移植により約4ヶ月程度で自分の歯として使用することが可能になります。 歯牙移植は一般的に広く行われているインプラントと比べると成功率が劣りますが、若年者に対しては治療後に矯正することも可能なので、インプラントと比べると向いている治療でもあります。 治療自体は難易度が高いのですが、麻酔による治療が行われ痛みもほとんどないと言われています。それに、歯牙移植後の歯は噛み心地が優れています。その点もメリットが高い治療なのです。
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歯科健康

歯茎が下がるのは何故?

細菌感染が原因になっている場合 歯茎が下がる理由として一番多いのは、歯周病で細菌感染が起こり、歯の周囲の骨が溶けてしまい、それに伴って歯茎が下がってしまう場合です。この場合歯周病が重度になるにつれ、歯茎の下がり方もひどくなります。また、詰め物や被せ物が合っていない場合にも、その部分に細菌が繁殖し、歯周病を起こすことがあります。(ハンドピース) 無理な力が原因になっている場合 歯磨きの時の力が強すぎたり、硬い歯ブラシを使って歯茎に負担がかかると、歯茎は下がってしまいます。また、夜間に強い歯ぎしりや食いしばりをしていたり、爪を噛んだり舌で歯を強く押すような癖があると、力のかかる歯の周囲の組織が破壊されて歯茎が下がる原因となります。また、歯列矯正治療においても、歯に力をかけて動かすため、骨が破壊されて同様に歯茎が下がってしまうことがあります。 骨の厚みが薄い場合 歯並びが八重歯のようにガタガタに重なっている場合など、外側に出ている歯の歯根の表面は骨が薄くなっています。骨の薄い部分は力がかかったり、歯周病にかかると骨がなくなりやすいため、歯茎も下がりやすいのです。また、歯列矯正治療で本来抜歯を行わなければならないケースにおいて、無理に抜歯をせずに並べてしまうと、表面の骨が薄くなってしまい、歯茎が下がりやすくなります。  
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歯科健康

知覚過敏になるのはなぜ?

歯冠 歯本体のうち、歯茎より上の部分を指します。外側はエナメル質で覆われ、その内側に象牙質があります。 歯根 歯本体のうち、歯茎に隠れている部分を指します。歯根にはエナメル質が存在せず、表面はセメント質という層に覆われています。セメント質の内側には、歯冠と同様に象牙質が存在しています。 表面のエナメル質?セメント質が何らかの理由で削れると、象牙質が露出することになります。問題は、この象牙質の構造です。象牙質には象牙細管と呼ばれる無数の穴が存在しています。そして、象牙細管は「象牙質の表面」から「歯髄」の方向に、まるで細いトンネルのように存在しているのです。    
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口臭予防

歯石が口臭発生の原因

歯石があると歯垢が付きやすい 口内で歯石が蓄積することは、口臭を招いてしまうきっかけを生むことになります。その理由は、歯石が石のように固くザラザラとした表面をしているため、細菌の固まりである歯垢の“足場”となってしまい、歯垢が付着しやすくなってしまうのです。 歯垢がお口の中で溜まり続けると、発酵して、口臭の原因となるガスを発生させてしまいます。歯石自体は害のあるものではないのですが、歯石を放置しておくと、口内環境の悪化につながってしまうのです。(超音波スケーラー)   歯石が溜まると歯周病を発症する 歯石が溜まり続けると歯周病を発症し、歯茎の腫れや出血を引き起こします。歯茎が出血を起こすと、その血の生臭さがそのまま口臭として発せられます。歯茎の出血は歯磨きを行っているときや、デンタルフロスの使用後に、フロスに血が付いた際に気づくことがあります。 歯槽膿漏になると膿が排出される 歯石が原因で歯垢が溜まり続け、歯周病がどんどん悪化すると、最終的には「歯槽膿漏」を発症してしまいます。すると、歯茎から膿が出るようになり、この膿が臭いの元となって口臭を発生させます。膿は「白血球」や「細菌の死骸」であるので、歯槽膿漏になると強烈な口臭を生んでしまうのです。歯槽膿漏になってしまう前に早めの対策が必要なのです。
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歯科健康

自宅でできるメンテナンス

  優しく磨くことが大切 決してゴシゴシと力を入れて磨く必要はなく、優しく丁寧に磨いていくことが大切です。ゴシゴシと磨くと、毛先が広がり、磨き残しをつくってしまいます。そして、力任せな磨き方は、歯茎の腫れを引き起こすことがあります。力の加減ができるように、歯ブラシは親指・人差し指・中指の3本で、鉛筆を握る要領で持ちます。力が入りすぎず、細かいところまで磨くことができます。 歯垢を掻きだすように磨くのがポイント 歯茎から歯に向かって、歯垢をかきだすように磨いていきます。毛先を使って、細かく振動させながら磨くことがポイントです。上の歯は下へかきだすように、下の歯は上にかきだすように磨きます。毎日磨く順番を固定することで、磨き残しをなくすことができます。口の中を一周するように、順番に磨いていきましょう。 歯間ブラシやフロスを使用する 丁寧に磨いても、歯ブラシだけでは完全にプラークを除去することはできません。歯ブラシと歯間ブラシ、フロスを組み合わせて使うことで、ほとんどの汚れを落とすことができます。歯間ブラシはインプラント用の柔らかい歯間ブラシを使用すると良いです。ワイヤーにコーティング加工されていると傷つけずに汚れを落とすことができます。フロスはまずはワックスでコーティングされているものを使用するのがオススメ。(口腔内カメラ 最安値)  
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歯科健康

歯を黄色くする逆効果な磨き方

磨き過ぎは歯のエナメル質を薄くする! 歯を白くしたいあまりに力を入れて磨いていませんか?それは逆効果です。力を入れて磨けば磨くほど歯の表面のエナメル質が削られ薄くなり、歯は余計に黄色く見えてきてしまいます。一生懸命に歯を磨いていたのに、なんとそれが歯を黄色く見せていた原因だったなんて、とてもショックですよね! 黄ばんで見えていたのは象牙質 そもそもエナメル質が薄くなると、なぜ歯は黄色く見えるのでしょうか?歯は内側から大きく分けて神経の部分(歯髄)、象牙質、エナメル質と、三層構造でできています。象牙質は黄色みがかった色をしていますが、エナメル質は白くて透明感のある色です。歯の磨き過ぎでエナメル質が薄くなると、必然的に象牙質が際立つことになり、歯が黄ばんで見えてしまうのです。(ホワイトニング機械)
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虫歯予防

虫歯の進行度

C1 エナメル質齲蝕 歯の表面―エナメル質にわずかに虫歯ができた状態で、痛みはまったくありません。 C2 象牙質齲蝕 虫歯が象牙質に及んだ状態で、冷たいもの・甘いものがしみることがあります。何もしていないときには、痛みません。つまり、虫歯が原因で冷たいものがしみる場合、この段階である確率が高いです。(虫歯診断装置)   C3 歯髄の仮性露出 とうとう象牙質を突破され、歯髄(神経)が虫歯菌に感染した状態です。歯髄炎という炎症を起こしているため、何もなくてもズキズキと痛みます。このように、外部からの刺激がなくても痛むことを「自発痛」と呼びます。この段階になると「抜髄」といって神経を抜く処置が必要になることが多いです。抜髄した歯は10年ほど寿命が縮むと言われているので、なるべくなら、この段階に至る前に治療をおこなうべきです。 C4 残根 歯髄炎の果てに歯髄が死んでしまい、すでに痛みを感じることもなくなった状態です。歯を救うことは難しく、多くは抜歯になります。
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歯科健康

根管治療の流れ

歯の神経を抜く 歯の神経を取り、歯の根管を消毒します。歯の根は複雑な形をしていますので、歯髄の取り残しがないように丁寧に器具で除去します。 根管を洗浄する 根管に洗浄するための薬剤を入れて蓋をし、数日そのままの状態で置きます。洗浄が丁寧にできていないと根尖病巣を治療することができませんので、洗浄が完璧に出来るまで、「薬剤を入れる」→「蓋をする」→「数日間放置する」の過程を繰り返します。(歯科 根管長測定器)   根管の洗浄が1度で終わるなら、根幹治療は2回で完了します。病巣が深く、洗浄がなかなか進まないときは3~4回通うことになり、根治するまでに1ヶ月ほどかかることもあるでしょう。 根管を埋める 根管が完全に洗浄できたら、再び細菌等が入り込まないように特殊なゴムで根管部を埋めます。治療をした歯全体をセラミックや銀などで覆い、治療を完了します。  
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審美歯科

食べ物が原因の黄ばみは?

長い年月を重ねて色素が付着 歯が黄ばんで見えるのは、食べ物も関係しているという話を聞いたことはありませんか?着色の多い食べ物には、たしかに歯を黄色くしてしまう作用があるようです。コーヒーや紅茶、醤油やソースなどの調味料がそうです。(ホワイトニング 照射器)   また、赤ワインなどを好む女性も多いと思いますが、それも歯を黄色くしてしまう食べ物の一つです。ただ、一回の食事だけで歯がすぐに黄色くなるわけではありません。長い年月を重ねて色素が付着することで、歯を黄色く見せてしまうのです。 急に生活スタイルを変えない しかし、着色の多い食べ物に気をつけようと思っても、私たちが普段から摂取しているものばかりなので、それを急にやめることは難しいのではないでしょうか。摂りすぎはもちろんよくありませんが、急に生活スタイルを変えると、かえってストレスになりかねません。
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