Archives for January, 2015

原因は歯磨きのしすぎ!?歯科助手が教える虫歯治療のポイント

虫歯というのは痛いものだと思っている方が多いと思いますが、痛みをひどく感じる時には、かなり進行している事が多いです。 冷たい水が歯にしみるなどの自覚症状がある場合には、早く歯医者に行きましょう。 筆者は現在29歳の女性です。虫歯治療をした経験は覚えがあるもので、17歳、25歳、28歳で治療していますが、今回は25歳の時にした治療をご紹介します。 筆者の自覚症状 いつ 4年前に、歯科助手として働いていた時に虫歯になりました。 どんな症状 急に歯磨き後、右側をすすぐ時に、冷たい水がしみるようになりました。冷たい水をあてるとずきっとくる感じです。 歯医者に行ったタイミング 衛生士さんに相談したところ、すぐに診てもらった方がいいとのことで、働いていた歯科ではなく、地元の歯科に行きました。 歯科医師の診断までの経緯とその後の症状 問診 衛生士さんに、いつから、どこがどのように痛むのかを伝え、たばこを吸うかという事や、歯磨きは一日何回・何分程度しているかという事を尋ねられました。(超音波スケーラー) 視診 衛生士さんに、口の中の状態を見てもらい、歯の治療痕や、虫歯の有無、歯茎の状態を診察してもらいました。 歯医者さんによる診察 歯医者さんに口の中の状態を診てもらい、虫歯や歯茎の状態の診断結果を聞いて、今後の治療方針を話し合いました。 歯茎の治療と歯磨き指導 歯石と歯垢をとってもらい、歯磨き指導を受けました。歯石と歯垢を取るのに痛みはなく、終わった後は歯がとてもすっきりしていました。 次の通院の時に、歯磨きのしすぎによって、出来た歯の溝にレジンという人体に無害の物を埋め込んでもらいました。それは少し歯を削るので、麻酔を使いましたが、麻酔をする時には、薬品によって表面麻酔をかけるので、治療中は痛みはありませんでした。(歯科ユニット) その後の痛み 治療してもらってからは、冷たいものがしみることもなく、歯磨き指導もしてもらったので、3年経ちましたが、虫歯はゼロです。
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歯をみがいてるのに虫歯になってしまう方のための4つの対策

虫歯の治療をしている患者さんから「歯をみがいてるのに虫歯になってしまう。どうしたらいいの?」というご相談を受けることがあります。今回はそんな方のための4つの対策をご紹介します。 オーラルケアの見直し ご自分ではきれいに歯みがきしているつもりでも、意外にみがき残しをしていることがあります。また、歯と歯の間はデンタルフロスや歯間ブラシを使わないとプラーク(歯垢)が必ず残ります。 一度、歯科を受診して歯みがき指導を受けましょう。さらに、歯みがきペーストは虫歯予防効果のあるフッ素入りのものを使いましょう。 写真はみがき残しを染め出ししたところです。歯間部にみがき残しが見られますね。(高速ハンドピース) 砂糖の入った食品:ダラダラ飲み・ダラダラ食べはダメ 砂糖の入った飲み物を長時間かけて少しずつ飲んだり、砂糖の入ったアメやお菓子を長時間お口に入れていないでしょうか?歯の表面は、酸により溶けたり(脱灰)もとに戻ったり(再石灰化)を繰り返します。 虫歯菌の栄養となる砂糖を長時間お口に含んだままにすると、酸性の状態が続き、歯の表面は溶けて元に戻らなくなります(虫歯)。 甘い飲食物は時間を決めて摂り、食後は水で口をゆすぎましょう。歯の再石灰化を待つために、30分程度時間をあけてから歯をみがきましょう。 酸性食品:ダラダラ飲み・ダラダラ食べはダメ 今回のテーマの虫歯とは違いますが、酸蝕歯にも気をつけましょう。酸蝕とは食品自体の酸により歯が溶けることです。コーラやスポーツドリンクを長時間かけて飲んでいると、酸蝕のリスクが高くなります。 酸性食品も時間を決めて摂り、食後は水で口をゆすぎ30分程度時間をあけてから歯をみがきましょう。 唾液が少なくなったら 唾液はお口の中の酸を洗い流し、唾液中のカルシウムが歯の表面に沈着することにより再石灰化が起こります。ところが、加齢とともに唾液の分泌量は低下して、高齢者では虫歯のリスクが高くなります。(光重合器) また、糖尿病などの全身疾患によっても唾液の分泌量が低下することがあります。お口の中が乾燥するなと感じたら、歯科を受診してください。 最後に 虫歯のできやすい方は、歯科を受診して歯みがき指導や食事指導を受けることをおすすめします。特に、唾液量の減少した方は虫歯のリスクが高くなりますので、定期的な歯科検診を受けた方がいいでしょう。
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口臭と歯磨き

口臭が気になる場合、歯磨きを一生懸命やっていれば治るか?と聞かれたら、「はい、治ります」とは答えられません。 口臭が発生する裏には、様々な要因があるからです。口の中が一見きれいでも、口臭に悩む方も多いのです。その一方で、歯もろくにみがかない、口をのぞくと歯石だらけ・・・、という人で、口臭が認められなかったりします。 ほんだ先生が、誰にでもできる、効果的な歯磨き法について、解説しておられます。 ポイントは、まず歯石を取ること。そして、無駄な歯磨き剤を使わないこと。 そこでは、ほんだ流の、常識破り、型破りの理論が展開されていて、「目からウロコ」状態になります。 多くの方が、それぞれに頑張って歯磨きをしているのに、虫歯になり、歯周病になり、やがて歯を失って行く現状を憂えて、独自の観点から、分かりやすく話を進めていますので、是非一度読んでみてください。 口臭の原因はほとんどが口の中にあり、多くの場合は、歯周病が原因です。自臭症の場合はまた事情が変わってきますが、考えられる原因を一つずつ取り除いていくことが、口臭を解決する道です。 ポイントを一つ、書いておきます。 歯周病と口臭予防のための歯磨きの、最も効果的なタイミング。 それは、夜寝る前と、朝起きたとき。
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