Archives for November, 2017

歯科健康

舌の痛みを伴う病気

慢性的な刺激による舌炎 詰め物・かぶせ物に突起がある場合、かぶせ物が外れた箇所がとがっている場合など、たびたび舌に引っかかって刺激を与えることがあります。こういった物理的な刺激が慢性化すると、舌表面に「びらん・潰瘍(かいよう)」などの炎症が生じます。 ドライマウス ドライマウスで口の中が乾燥すると、舌が傷つきやすくなります。唾液は「粘膜の保護作用」を持ち、潤滑油のような役割を果たしています。唾液が不足すると、舌の表面は簡単に傷つくようになってしまいます。この場合は、ドライマウスの治療をすることが、舌を守ることにつながります。(歯科診療ユニット) 鉄欠乏性貧血 鉄分の不足による貧血です。赤血球が酸素を運ぶのに使うヘモグロビンは、鉄分がなければ生合成できません。そのため、「鉄の欠乏」はヘモグロビン不足に直結します。鉄欠乏性貧血の症状には、めまい・疲労感などがあり、さらに「プランマー・ヴィンソン症候群」と呼ばれる合併症を引き起こすリスクがあります。このプランマー・ヴィンソン症候群の症状として、舌が痛む「舌炎」があげられます。 悪性貧血 萎縮性胃炎などで胃粘膜が収縮すると、ビタミンB12をほとんど吸収することができなくなります。ビタミンB12は赤血球や白血球をつくるために必要なので、ビタミンB12が欠乏すると、血液をつくっても血球が足りず、きちんと機能しません。この状態を「無効造血」と呼びます。「悪性貧血」は、ビタミンB12欠乏による無効造血で、貧血症状をきたす病気です。この悪性貧血の症状として、舌の痛みが生じます。
Continue Reading
歯科健康

歯根嚢胞の症状

歯が歯茎から浮いている感覚 歯根嚢胞は歯の根元に嚢胞と呼ばれる膿の袋ができることで発症します。膿の量があまりにも多くなると、嚢胞が大きくなり、歯を下から上へ圧迫するようになります。 歯茎から膿 歯に侵入した細菌は歯根嚢胞を発症させた後も、歯や歯茎を破壊していきます。放置していると、細菌が歯茎に小さな穴を空け、そこから膿が漏れ出すことがあります。(エアースケーラー) 歯茎におでき 歯根嚢胞になると、歯茎におできのような膨らみができます。指で押すと膿が漏れ出し、口臭を強くさせてしまう可能性があるので、なるべくそっとしておくことが最善です。そして、おできのようなものがあると感じたら、歯科医院で早めに相談してみることを勧めます。  
Continue Reading
歯科健康

歯根嚢胞が発生する原因

虫歯を放置し続け、細菌が神経にまで達してしまうと歯の神経が死んでしまいます。 その後、神経があった場所は空洞になり、そこに細菌が繁殖することで嚢胞ができます。他にも不適切な歯の根元の治療や歯が割れ、そこから細菌が侵入したことでも歯根嚢胞を発症します。   歯根嚢胞を発症後も放置していると、細菌が顎の骨にまで達することがあります。さらに、治療法も抜歯以外なくなるかも知れません。(口腔内カメラ 最安値) 歯を残したいと考えているのなら、歯根嚢胞ができるまで虫歯を放置せずに早急に治療をおこなうのが最善です。しかし、治療後も確実に治るという保証はなく、治療が不十分だと再び細菌が歯の根元に侵入することもあります。歯根嚢胞になったら根気強く治療していきましょう。
Continue Reading
歯科健康

噛むことによって、健康を保つ

噛むことは食べ物を細かくするだけではありません。よく噛むことで体の健康や美容に大きな影響を及ぼしているのです。 よく噛むことで、唾液線は刺激されるので唾液の分泌がよくなります。唾液により口腔内が潤うので、菌の繁殖を抑え虫歯や歯周病といった口腔疾患の予防に繋がります。 たくさん噛むことで食べ物は細かくなります。細かい食べ物は消化器官に負担をかけずに消化できるので、効率よく栄養が吸収でき、健康な体をつくることに繋がります。(口腔内カメラ 最安値) 噛むことは脳への影響もあります。よく噛むことで脳は刺激されるため、脳の発達を促します。これにより認知症を防ぐことにもつながるのです。 また、脳への刺激は食べ過ぎ防止にも繋がります。脳内にある満腹中枢が刺激されることで、肥満の防止にもなるのです。 噛むことで口周りの筋肉を多く動かします。筋肉あることで引き締まった顔付きになりしわや老け顔を防止することもできるのです。 このように噛むことにはさまざまな効果があります。
Continue Reading
歯科健康

歯茎が下がる5つの主な原因

歯周病による歯茎の後退 歯周病は、歯の土台となる歯槽骨を溶かしてしまう病気です。歯槽骨が溶けて後退することによって、それを覆っていた歯茎も一緒に後退し、下がっていきます。(ハンドピース) 強すぎる歯磨きや歯ぎしり 歯のケアをしっかりするあまり、逆に歯茎を痛めてしまうこともあります。歯茎を強くブラッシングし過ぎると、ダメージを受けて、次第に歯茎が下がっていきます。硬すぎる歯ブラシにも要注意です。また、歯ぎしりが続くと歯の骨が後退して、同様に歯茎が下がっていきます。 歯を外に押し出す悪い歯並び 歯並びが悪く、歯が外側に押し出されるような力がかかる歯は、次第に歯茎が下がっていきます。八重歯をはじめ、乱杭歯で外側に出ているような歯なども、歯茎が後退していきます。  
Continue Reading
歯科健康

歯痛と頭痛が同時期に発生?

虫歯由来の痛み 虫歯が神経まで達してしまうと、痛みが強くなります。あまりにも痛みが強い場合には、神経を伝わり、頭痛に発展する事があります。 親知らず由来の痛み 親知らずの周囲に歯茎がかぶってしまうと、その中に膿が溜まりやすくなり、腫れや痛みだけでなく、口臭も引き起こしてしまいます。(マイクロモーター) この膿は、歯茎の中まで入り込み、顎の奥の方で痛みとなり、頭痛を引き起こす原因にもなります。そのため、親知らずは早めに抜歯するといいでしょう。 歯ぎしり、食いしばり由来の痛み 歯ぎしりが多い人は、噛む筋肉が緊張して、肩こりのように張ってしまいます。噛む筋肉は、頭の横につながっていて、この筋肉が緊張し続けると、頭痛の原因になります。    
Continue Reading
歯科健康

歯髄炎のさまざまな原因

歯周病が引き起こすケース 最も一般的なケースは虫歯です。虫歯が歯のエナメル質や象牙質を溶かし、歯髄まで到達する場合です。歯髄に虫歯菌が入り込み、炎症を引き起こします。また、歯周病が進行し、歯の根から細菌が入り込んで、歯髄炎になるケースもあります。 健康な歯に起こるケース 虫歯もない健康な歯が、歯髄炎となる場合もあります。このケースでは、体の他の箇所の炎症が、血流によって歯髄に到達して、歯髄炎を引き起こします。(口腔内カメラ 最安値) 外傷や日常生活で引き起こされるケース 外傷によって歯が直接的な損傷を受け、歯髄に細菌が入ることもあります。外傷だけでなく、日常的な食いしばりや歯ぎしりによって、歯が摩耗したり、割れたりして、歯髄が炎症を起こす場合もあります。 歯の異常によるケース 歯髄が周囲の歯を溶かしてしまう内部吸収や、歯の根の外側から歯が溶ける外部吸収など、歯の異常によって歯髄炎を引き起こすこともあります。また、小臼歯には、小さな突起があり、これを中心結節といいます。ここが折れてしまうと、そこから細菌が侵入して歯髄に至ることもあります。  
Continue Reading
歯科健康

下の親知らずを抜歯!麻酔が切れたあとの痛みを抑える

抜歯直後、きちんと30分にわたってガーゼを噛む 親知らずを抜歯すると、抜歯箇所にガーゼを入れられて「30分くらい噛んでいてください」と言われます。これは止血用のガーゼなので、面倒くさがらずにきちんと30分噛み続けてください。早く血が止まるほど、痛みは少なくなります。 麻酔が切れる前に鎮痛剤を服用する 鎮痛剤を処方されているはずなので、麻酔が切れる前に1回目を服用してください。すでに痛みがあると、鎮痛剤の作用は鈍くなる傾向があります。痛み出す前に服用することで、鎮痛剤の作用を享受しやすくなるのです。 抜歯から24時間は患部を冷やす 「市販の冷却シート」「氷」などを使って、患部を冷やしましょう。口の中に氷を含んだりはせず、外側から頬を冷やしてください。ただし、冷やして良いのは抜歯から24時間だけです。24時間以上にわたって冷やし続けると、血液のめぐりが悪くなり、治癒が遅れてしまいます。    
Continue Reading
歯科健康

軽度の歯髄炎

知覚過敏の薬を使う 温かいものや冷たいものが、歯にしみる場合は、軽度の歯髄炎になっている可能性があると考えられます。知覚過敏のための薬もありますが、歯科医に相談して、根本的な問題がないかどうかも、診断してもらうべきです。(エアースケーラー)   軽度の虫歯を除去する 虫歯が進行して、穴が歯髄に近づいている場合にも、知覚過敏のような症状があります。虫歯を除去し、細菌が歯髄に入り込まないような処置をしてもらうことが肝心です。
Continue Reading
歯科健康

口腔癌のリスクファクター

喫煙の習慣がある タバコは口腔癌のリスクを高める代表的な習慣です。特にパイプ・葉巻など口腔喫煙する種類のタバコを好む場合、口腔癌リスクが増大しやすくなります。時折、「パイプ・葉巻は肺癌リスクがあまり上がらない」と吹聴している人がいますが、そのぶん、口腔癌リスクが跳ね上がるので注意しましょう。 飲酒の習慣がある アルコールもまた、口腔癌リスクを高めるリスクファクターです。特にウイスキー・焼酎などアルコール度数の高いものを好む人は要注意です。度数の高いお酒ほど、口腔粘膜への刺激は強くなります。また、「お酒が入ると顔が赤くなりやすい人」「あまりお酒に強くない人」はアルコールの影響を受けやすいので、よりリスクが上がります。(ハンドピース)   歯磨き・入れ歯洗浄を怠りがち 1日2回以上の歯磨きをしていない人、入れ歯をきちんと洗浄していない人も口腔癌リスクが上がりやすくなります。口腔内の衛生状態に問題があると、雑菌が繁殖して、炎症を起こしやすくなるからです。 口の中を頻繁に噛む  口腔内の同じ場所を頻繁に噛む癖があったり、詰め物・尖った部位が同じ場所に引っかかったりする場合、口腔癌のリスクが増大します。同じ場所に慢性的な物理的刺激が加わっているからです。
Continue Reading
12