Archives for September, 2017

歯科健康

腫れたときの応急処置

冷やす 歯茎の腫れは、たいていは炎症を起こしていて、膿がたまっていることによるもの。鈍痛やズキズキした痛みが生じてきます。濡れタオルや氷のうなどで、外から冷やすことで、痛みを軽減することができます。   口の中の消毒 うがい薬はのどの炎症だけでなく、歯茎の細菌の殺菌にも有効ですので、うがい薬で消毒してみましょう。アルコール系のマウスウォッシュでは、腫れを刺激してしまう場合もあるので、市販のうがい薬を使うようにしましょう。   体力の回復 歯茎の腫れは、疲れがたまっていたり体調が悪いときなどに、抵抗力が落ちて、細菌の繁殖を抑えられず悪化することもあります。(虫歯診断装置) やわらかい歯ブラシを使う 歯が腫れて痛いからといって、歯磨きをしないのも、口内の細菌を増やすことにつながり、良くありません。いつもよりもやわらかい歯ブラシを使って磨くようにしましょう。
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歯周病

歯周ポケットはプラークと免疫力低下が原因

プラーク 歯周ポケットが深くなる原因の一つがプラーク(歯垢)です。プラークとは、細菌の塊の事です。これが上手に取り除けていないと、プラーク内の細菌が歯茎を炎症させ、歯周ポケットが生まれてしまいます。このポケットに汚れがたまると、さらにポケットは深くなり、歯周病も悪化します。 プラークの付着期間が長ければ長い程、歯周ポケットは深くなります。歯周病のほとんどは、このプラークから始まります。歯ブラシやデンタルフロスを使用し、できる限り汚れを口内に残さないようにしましょう。プラークは毎回丁寧に取り除いていないと、歯周ポケットは深くなるばかりです。(マイクロモーター) 歯周ポケットは深くなればなる程、プラークを除去する事が困難になってくるため、初期段階でプラークをコントロールして食い止める事が重要です。普段の歯磨きは勿論の事、生活習慣からも改善できる事があるので、見直していきましょう。毎日の習慣の中で、口内を清潔にしておき、初期段階で歯周ポケットを食い止めるようにしましょう。   免疫力低下 免疫力の低下も歯周ポケットを深くしてしまう原因の一つです。人は年をとると、免疫力が弱まってきます。細菌と闘う白血球の力や、身体全体の抵抗力も落ち、風邪やインフルエンザなど、様々な病気にかかりやすくなります。 歯周ポケットは細菌が入り込んで作られるものなので、免疫力が下がってしまうと、細菌と戦う力がなくなり、歯周ポケットも深くなってしまいます。加齢に対する免疫力低下を防止していく事も大切です。 身体全体の免疫力が低下していると、歯周病ポケットの治りも遅くなり、なかなか改善しません。さらに、生活習慣が荒れていると、改善しないどころか、もっと深くなる恐れがあります。 口内の免疫力が下がらないように気を付け、起床時にお水を飲むなどして、口腔環境を良好にしておくと免疫力アップにつながります。
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歯科健康

歯周病と糖尿病の関連性

歯周病が糖尿病にもたらす影響 歯周病菌は、歯茎から血管に入りこんで全身に回ります。歯周病菌そのものは体内の免疫で死滅しますが、歯周病菌の細胞壁に含まれる内毒素(エンドトキシン)は血管内に残存します。すると、血液に含まれるエンドトキシンに反応し、脂肪組織・肝臓などがTNF-α(腫瘍壊死因子)を産生します。 TNF-αはサイトカイン(情報伝達をおこなうタンパク質)の一種で、「インスリンによる血液中の糖質取り込み」を阻害する性質をもちます。つまり、血糖値が下がりにくくなるわけです。(歯科診療ユニット) 実際、糖尿病患者に歯周病治療をおこなうと、血液中のTNF-αに加え、HbA1c値(血糖値の状態を知る指標になる数値)の減少が見られます。以上から、「歯周病は糖尿病の誘発・悪化に一定の影響をもたらす恐れが強い」と判断して構わないでしょう。   糖尿病が歯周病にもたらす影響 血糖値が上昇すると、血液中に「糖化タンパク」が増加します。糖化タンパクには免疫細胞の1つ―マクロファージを活性化する性質があります。活性化されたマクロファージは、さまざまなサイトカインを放出し、体内の免疫システムを臨戦態勢に導いていきます。免疫が臨戦態勢に入るということは、「病原体と戦うため、体内を炎症状態に近づけること」を意味します。 炎症を起こしやすくなると、歯周病菌が住みつく歯周ポケットの炎症が活発になり、歯周病の影響が増大します。結果、歯茎が腫れ、歯槽骨(歯を支える骨)が溶けるなど、歯周病の症状が悪化するわけです。 普通、炎症が起きて免疫が戦いはじめると、そのときは腫れ・痛みが出ても、病気は治癒する方向に向かいます。しかし、歯周病は例外で、免疫が働けば働くほど、歯槽骨が溶けていく傾向にあります。これには骨免疫という問題が関連しているのですが、ここでは「歯周病は免疫が働きすぎると悪化する」とだけ理解していただければ十分だと思います。  
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歯科健康

なぜ虫歯になると口臭がひどいのか

食べカスが臭いを発生させている 歯磨きで落としきれなかった食べカスが、歯についている歯垢で繁殖した菌により異臭を発生させています。 どんどん進行していくにつれて、臭いもひどくなります。歯に穴が開いてしまったりすると、さらに詰まりやすくなり悪循環となってしまいます。(超音波スケーラー) 神経が腐ってしまい臭い 虫歯が進行していくと、神経まで侵食していきます。痛みがあれば気付きますが、痛みがない場合は神経が死んでしまいます。腐ってしまった神経を放置していていると日が経つにつれて腐敗臭は増していきます。治療するしか方法がないので、すぐに歯医者さんへ行きましょう。 歯根の先に膿が出来る そのまま放置し続けてしまうと、神経から細菌が入ってしまい歯根の先に膿が溜まります。そこから臭いが発生し、自然に治る事はありません。自覚症状も少ないので、どんどん悪化していくと膿が大きくなり、治療自体も難しくなっていきますので、すぐに歯医者さんで治療をしましょう。  
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歯科健康

親知らずの炎症で発熱すること

最初は親知らず周辺の局所的炎症 初期症状は、親知らず周辺の炎症です。うまくブラッシングできていなかった場所に歯垢が溜まり、細菌感染を起こした歯茎に腫れ・痛みが生じます。この時点では「歯茎が炎症を起こしている」という程度の自覚症状しかありません。 口腔・喉に炎症が拡大 智歯周囲炎が拡大すると、周囲の組織に炎症が及びます。口腔内で広がると、口腔底(舌の下にあたる口の底部分)に水ぶくれができたり、広範囲が赤く腫れたりします。喉の方向に炎症が広がると、「唾液を飲みこむときに喉が痛む」など風邪に似た症状が現れます。このあたりまで拡大すると、発熱が見られることも多いです。(歯科ユニット) 顔が大きく腫れあがること 感染が顎に拡大すると、「顎骨骨膜炎」を起こすことがあります。顎の骨を覆っている膜が細菌感染を起こした状態です。外見的にわかるほど頬が腫れ、強い痛みを伴います。心拍に合わせてズキズキと痛む「拍動痛」を訴える人もいます。首のリンパ節が腫れて、「押すと痛む感覚」が出てきます。舌の親知らずが智歯周囲炎を起こした場合、顎骨骨膜炎を起こしやすい傾向です。  
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歯科健康

歯並びは後天的に変わる

口呼吸の習慣 歯は「唇・舌・頬から加えられる圧力が等しい場所に位置する」と言われています。たとえば、前歯は「唇と舌」に押されています。唇は歯を内側に引っこめる方向に押し、舌は歯を外側に突き出すように押します。奥歯なら、「頬と舌」に押されています。頬は歯を内側に押し、舌は外側に押しているわけです。そして、「内側に押す力」と「外側に押す力」が釣りあう場所に、歯が位置している…と考えてください。(歯科診療ユニット)   舌癖による不正歯列 唇・舌・頬から加えられる圧力が等しい場所に歯が位置するなら、「舌で歯を過剰に押す」などの悪習慣で歯並びが悪化する恐れがあります。舌で内側から歯を押す癖があると、「内⇒外」の圧力が強まり、歯が移動するわけです。実際、舌で前歯を押す動作が癖になっていると、上顎前突(出っ歯)のリスクが上がると考えられています。 顎が十分に発育していない 人間の骨格が成長するのは、だいたい14歳頃までになります。骨格が大きくなるということは、当然、顎の骨も成長するわけです。しかし、成長期にやわらかく歯ごたえのない食品ばかり食べていると、顎が十分に成長しません。結果、永久歯がきちんと並びきらない「小さな顎」になってしまいます。当然、歯が生えるのに十分なスペースがなければ、きれいな歯並びにはなりません。
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虫歯予防

虫歯の進行速度が加速する原因

間食や糖分の摂取 虫歯は、虫歯菌が砂糖などの糖分を栄養として活動し、酸を出すことで悪化します。虫歯菌の出す酸が、歯のミネラルを溶かしてしまうのです。(虫歯診断装置) 唾液の働きで口内が酸性から中性に戻れば問題ありませんが、間食ばかりしていたり、糖分を過剰摂取したりする人は唾液の働きが追いつかず、どうしても虫歯が悪化しがちです。 長時間にわたる飲食 ダラダラといつまでも食事を続けることも虫歯の進行を早めます。もちろん、家族で会話をしながら食事をすることも大事ですが、必ず水やお茶などを食卓に添えて、口内をいつでもリフレッシュできるようにしておきましょう。 磨き残し 頻繁に間食をしても、甘いものばかり食べても、長時間にわたる食事の頻度が多くても、歯磨きさえすれば虫歯になりにくいという説もあります。 確かにその通りですが、せっかく歯磨きをしても、磨き残しがあっては効果は半減です。一部でも糖分が残っていれば、そこから虫歯菌が活性化してたちまち口内は酸性に傾いてしまうのです。
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歯科健康

歯茎が腫れたときの応急処置

冷やす 歯茎の腫れは、たいていは炎症を起こしていて、膿がたまっていることによるもの。鈍痛やズキズキした痛みが生じてきます。濡れタオルや氷のうなどで、外から冷やすことで、痛みを軽減することができます。(口腔内カメラ 通販)   口の中の消毒 うがい薬はのどの炎症だけでなく、歯茎の細菌の殺菌にも有効ですので、うがい薬で消毒してみましょう。アルコール系のマウスウォッシュでは、腫れを刺激してしまう場合もあるので、市販のうがい薬を使うようにしましょう。 体力の回復 歯茎の腫れは、疲れがたまっていたり体調が悪いときなどに、抵抗力が落ちて、細菌の繁殖を抑えられず悪化することもあります。上記で紹介した応急処置をするとともに、体を安静にして、体力を回復することにも努めてください。 やわらかい歯ブラシを使う 歯が腫れて痛いからといって、歯磨きをしないのも、口内の細菌を増やすことにつながり、良くありません。いつもよりもやわらかい歯ブラシを使って磨くようにしましょう。
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歯科健康

歯に黒ずみがある6つ原因

虫歯 虫歯になるとリンやミネラルが歯から抜けてしまうため、次第に黒くなってしまいます。もし、歯の黒ずみが小さくても、症状は進行している可能性があります。   歯周病 歯肉炎は軽度な歯周病とされていますが、突然、歯が黒ずむという症状を発症するケースもあります。これは、急性壊死性潰瘍性歯肉炎と言い、ストレスや体が弱っているとき発症しやすいのです。 症状は、口臭を伴うケースが多いとされています。ビタミンB、ビタミンCなどの栄養補給や歯磨きの方法を改善し、治療するのが基本です。(超音波スケーラー)   喫煙・飲食物 紅茶やワイン、タバコのヤニが原因で、歯が黒ずんでしまうこともあります。色素が着色しているだけなので、歯の健康上は害がありません。 色がこびりついてしまうと普通の歯磨きでは落とせないので、ホワイトニングで色素を落とします。また、超音波振動を歯に当てて着色汚れを落とすことも可能です。 歯の神経の死滅 歯の神経が腐ると黒ずんでしまう可能性があります。歯の神経がなくなると、歯は水分がなくなり、次第に黒く変色するからです。セラミックや金属を被せ、見た目を損ねないようにします。 銀歯などの詰め物 銀歯の金属イオンが染み出し、歯や歯茎が黒くなることがあります。唾液が原因で銀はイオン化してしまい、流れ出して歯や歯茎を着色してしまうからです。 着色してしまった歯は一部を削り取り、セラミックなどの白い材料を被せて治療します。歯茎は銀が入ってしまった部分を切除し、必要に応じて歯茎の移植を行う治療法もあるようです。  
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虫歯予防

虫歯を放置する悪影響

どんどん虫歯が進行し、激しい痛みが出る 理科の授業で、金属に塩酸や硫酸を漬けると、ブクブクと泡を出して溶けてしまう実験をしたことありませんか。このような現象が、お口の中でも起きています。(歯髄電気診)   頭痛を引き起こす 虫歯ができると痛みを恐れて、虫歯のない方ばかりを優先的に使います。次第に、噛み合わせが悪くなり、顎や他の筋肉が緊張状態となるため、頭痛を引き起こします。 顎の骨に影響する 虫歯を放置し虫歯菌が神経から顎の骨に侵入すると、激しい痛みや発熱などの症状とともに、顎の骨が溶け、膿が出るなどの炎症を起こします。症状が悪化すると、歯茎を切り、顎の骨の治療が必要になる場合もあります。    
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