誰もが毎日行う習慣のひとつに“歯磨き”があります。歯磨きすると、口の中がスッキリして息も爽やかになりますよね。

でも、あなたの毎日の歯磨きは、どこか間違っていないでしょうか? そう聞かれると、「毎日磨いてるけど、ちゃん汚れを落として虫歯の予防になっているんだろうか……」と気になってきますよね。

そこで今回は、海外の医療・健康系誌『Prevention』の記事を参考に、歯科医が教える“NG歯磨き”パターンを5つご紹介しましょう!

■1:古い歯ブラシを長く使う

今使っている歯ブラシは、いつ使い始めたものでしょうか?

「ん~半年前かな?」なんて言ってたらダメ! 米国歯科学会によると、歯ブラシには1,000万個以上のばい菌が付いているとか。長く使いすぎると、汚れを落とすどころかばい菌を口に入れているようなものかも……!

おまけに、長く使ってブラシが外側に反り始めると、磨く力が弱くなるそうです。

歯磨きをした後に歯ブラシをきちんとキレイにすることはもちろん、ブラシが外側に沿ってきた頃を目安に新しいものに取替えるようにしましょう。光照射器 歯科

■2:夜寝る前に磨かない

歯科医によると、就寝中は歯を守る唾液の分泌が少なくなるそうです。ですから、歯磨きはできれば夜寝る直前にするほうが理想的だとか。

それに、夕食後の歯磨きのあと、また夜食をつまんだりお酒を飲んだりする可能性もありますよね。夕食後しか磨かないと、歯を含む口の中が汚れたまま寝ることになってしまいます。

■3:ブラシが硬すぎる

あなたが使っている歯ブラシのブラシは硬すぎませんか?

「柔らかいと磨いた気がしなくて……」と思うかもしれませんが、硬すぎるのはNGだそうです。歯科医によると、柔らかいブラシなら歯の表面を硬いブラシほど傷めず、歯茎の中や歯間にも入りやすいため、歯磨きの効果がより高いのだそうですよ!

■4:マウスウォッシュを使わない

歯磨きをしても、まだ取れていない汚れやばい菌が口の中にいるんです。

そこで歯科医が勧めるのは、歯を磨いた後のマウスウォッシュ。これで口の中をゆすぐと、しつこいばい菌も退治することができ、口臭にも効果を発揮します。

■5:歯しか磨かない

歯ブラシで歯を磨いただけで満足していませんか? 歯科医によると、口中には歯だけでなく、歯間や舌にも食べかすやばい菌が存在します。

デンタルフロスを使って歯間をきれいにし、舌の汚れもきちんと落として、仕上げはマウスウォッシュで……これで完璧です!

以上、歯科医が指摘するNG歯磨き法についてご紹介しましたが、いかがでしたか? 「ヤダ、虫歯になるはずだわ……」という方は、今日から歯を含む口中のお手入れをしっかり行ってくださいね!