Archives for March, 2016 - Page 4

歯磨きと舌磨きでインフル予防 効果的な方法とは

この冬もインフルエンザが大流行。患者数は、2月中旬時点で約205万人。過去10年で2番目の多さにまでふくれ上がっている。 うがい・手洗いを徹底し、外出のときにはマスクをつけて…。こういった予防ももちろん重要だが、あまり知られていないわりに、かなり有効な方法がある。それは、歯磨きや舌磨きだ。 正しく実践すれば、インフルエンザになる確率がなんと10分の1にまで減るというデータもある。20~30分おきにしないとウイルスの侵入は防げない、といわれるうがいに比べ、殺菌効果は高い。 なぜ、歯や舌を磨くことが、予防につながるのか。横浜市・とつかグリーン歯科医院院長の渡辺秀司さんが言う。 「インフルエンザは口から感染するので、口の中の菌をきちんと取り除くことが必要なんです。さらに、口の中のケアをすると免疫力が上がるので、感染しにくくなります」 歯だけでなく舌も磨くのは、そこに菌がくっつきやすいからだ。 「舌には味を感じる味蕾という部分があります。でこぼこしていて、ここに菌がつくと、ゆすいだり薬を使ったりしただけでは取れにくい。だからブラッシングが必要なのです。食べ物のカスから発生するプロテアーゼという酵素が口の中に多くあると、ウイルスは増殖しやすい。歯模型ですから、舌も磨いて、できるだけ取った方がいいんです」(渡辺さん・以下「」内全て同) では、どうやったら菌や菌の温床を効果的に取り除けるのか。 歯磨きの場合は、“ふつう”タイプでは硬すぎるので、柔らかめの歯ブラシを使うとよい。毛先を使って縦に数回、掻き出す感じで磨くのがポイントだ。また舌磨きはこうだ。 「舌磨き専用のブラシか、“ウルトラソフト”と呼ばれるような、とても柔らかいタイプの歯ブラシで舌をまんべんなく、消しゴムでこする感じで2、3回往復すればいいでしょう。力を入れすぎて傷つけないようにしてください。刺激の強い歯磨き粉などは味蕾を傷つけるので、使わない方がいいでしょう」 さらに渡辺さんは、歯茎のマッサージもすすめる。 「こちらも消しゴムでこするような感覚で、頬と歯茎の境のV字型になっているところを軽くマッサージします。こうすることで菌を取り除けるし、血流がよくなって口の中が強くなります」 磨くタイミングはまず、帰宅後。 「この場合は、舌や歯を磨く前に、必ず手を洗ってから。そうしないと、手についていたウイルスが口に入ってしまいます」 そして大事なのは、就寝前のケア。口の中の菌は、寝ている間に繁殖するからだ。 「また昼間の唾液は、夜の唾液の影響を受けます。夜の唾液の質がいいと、昼の唾液の質もよくなるのです。ですから、寝る前には抗菌性のある歯磨き粉を使って歯を磨いて、それから、舌磨きをしてください」 いつもの習慣にプラスアルファで、インフルエンザを遠ざけよう。
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正しい歯磨きの仕方

歯周病予防の基本は『正しい歯磨き(ブラッシング)』です。歯磨きによってプラークコントロールがある程度可能となりますので、1にも2にも正しい歯磨きが何よりも大切なのです! 歯磨きの最も大きな目的は、歯周病の原因である歯や歯の周りに付着した細菌、歯垢(プラーク)を取り除く事です。歯垢(プラーク)が歯、歯の周りに付着する事は仕方ない事なのですが、正しい歯磨きで歯垢(プラーク)を取り除く事は可能なので、歯周病を予防するためにも正しい歯磨きの仕方をマスターしましょう!  正しい歯磨きの仕方(方法) 歯周病の根本的な原因は歯垢(プラーク)ですので、歯磨きで歯垢(プラーク)を除去すれば歯周病を予防する事が出来るのですが、単に強く磨いたり、長く磨いただけでは歯や歯の周りに強力に付着した歯垢(プラーク)を完全に除去する事はできず、歯垢(プラーク)を除去しようと強く磨いた結果、逆に歯や歯肉(歯茎)を傷つけてしまうこともありますので注意が必要です。歯科ホワイトニング機器 ではどのような歯磨き(ブラッシング)をすれば歯垢(プラーク)を確実に除去し、歯周病を予防できるのでしょうか? これは歯医者さんに直接、指導してもらう事が1番です。 口の中、歯並びは1人1人違いますので、その人に適した歯磨きの仕方も1人1人異なるからです。 特に毎日、または毎食後に歯磨きをしているにもかかわらず虫歯になりやすかったり、歯周病になってしまった方は歯磨きの仕方に問題がある可能性が高いので、1度、歯医者で正しい歯磨きの仕方を指導してもらい、実践するようにしましょう! 〜一般的に言われている正しい歯磨きの仕方〜 ◎全体的に何となく磨くのではなく、1本1本、確実に磨いていく。 ◎歯ブラシの毛先部分を歯、または歯と歯肉の境目に直角(90度)に軽くあてて、力を入れすぎず、大きく動かすのではなく小刻みに、軽く振動させるように磨く(力を入れて磨くと歯ブラシの先が開いてしまい逆にきちんと磨けません)。 ◎横だけでなく上下にも歯ブラシを動かし、歯ブラシも横向きだけでなく、マイクを持つように縦に持って磨く(常に一定方向に磨くと確実に磨けていない部分ができますので、上下左右、またグルグル回すように磨く)。 ◎毛先が開いた歯ブラシでは歯磨きの効果が激減するので早めに交換する。 以上が一般的に言われている正しい歯磨きの仕方で、何となく磨いていては歯垢(プラーク)を除去する事が出来ませんので自分の磨き方を見直し、当然、歯医者で自分に合った歯磨きの仕方を指導してもらう事も必要だと思いますよ。 ※いくら自分では完璧な歯磨きが出来ていると思っても実際に歯垢(プラーク)を完全に除去できていない場合のほうが圧倒的に多いので、客観的に歯垢(プラーク)を除去できているのか?を確認するためにも『プラーク染色剤(歯垢染色液)』などを使う事も必要かもしれません。  電動歯ブラシについて 普通の歯ブラシで歯を磨くだけでも十分、歯垢(プラーク)を除去する事は出来るのですが、どうしても手で磨くと磨き残しが多くなる場合がありますので、そのような場合は『電動歯ブラシ』を利用するのも1つの手です。 最近の電動歯ブラシの性能は素晴らしく、多くの場合、手で磨くよりも歯垢(プラーク)を除去できる確率が高いので、積極的に電動歯ブラシを使用してみることも良いかもしれません。 特に最近人気があるのが、歯垢(プラーク)除去性能が高いといわれている『音波電動(振動)歯ブラシ』です。手では不可能なほどの高速振動で、手の歯磨きでは届かないような歯と歯の間の歯垢(プラーク)までも高速振動で除去できるといわれていますので、虫歯になりやすい人、歯周病になってしまった人は試してみてはいかがですか?  歯磨き粉について 正しい歯磨きの仕方をすれば十分、歯垢(プラーク)を除去する事が出来るので特に磨き粉は必要ありませんが、やはり歯磨き粉を使用すればスッキリすると思いますし、最近では歯周病菌の殺菌作用があるような?成分を配合した歯磨き粉も販売されていますので、自分好みの歯磨き粉、または歯医者さんにすすめられた歯磨き粉を使用するのも良いでしょう。  歯間ブラシ・デンタルフロス 歯磨きだけで歯垢(プラーク)を完全に除去する事は実は結構大変で、どうしても歯磨きだけでは歯と歯の間などに付着した歯垢(プラーク)を完全に除去できていない場合が多いので、『歯間ブラシ・デンタルフロス』などの補助用具を使用することも必要かもしれません。 ただ歯間ブラシ、デンタルフロスを間違った方法で使用すると歯、歯肉(歯茎)を傷つけてしまうこともありますので、歯医者さんに適切な使用法を指導してもらいましょう!  歯磨きはいつ行う? 可能であれば毎食後に歯磨きをする事が理想ですが、実際問題それは難しいと思いますので、最低でも朝食後と夜寝る前の2回は時間をかけて歯磨きをしたいものです。 また食後は唾液が多く分泌され、唾液が多く分泌されているときは細菌を洗い流してくれますので、食後すぐに歯磨きを行うのではなく、できれば食後1時間ほど経過してから歯磨きを行うのが理想かもしれません。 以上のように正しい歯磨きや歯間ブラシ、デンタルフロスを使用すれば歯垢(プラーク)を除去することは十分可能なのですが、それでも実際には歯、歯の周りに付着した歯垢(プラーク)を完全に除去できていない場合が多く、歯垢(プラーク)を除去できず時間が経過するといずれ歯磨きでは除去できない歯石となり、歯石は細菌の格好の棲家になってしまいますので、できれば2,3ヶ月に1回、最低でも半年に1度は歯医者で定期健診を受けて正しい歯磨きが出来ているか?歯石は付着していないか?をチェックしてもらう事が非常に大切なのです。
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歯肉炎の治療(ブラッシング)

歯肉炎はブラッシングで治します 歯肉炎の原因は細菌なので、細菌を取り除くこと(プラークコントロールといいます)が治療の主体になります. 細菌が除去できれば、歯肉の炎症は改善され、ばほ健全な歯周組織の回復が望めます. プラークを除去するのに一番効果的なのはブラッシング(歯みがき)です. 歯周病治療のブラッシング・片山式ブラッシング法 私たちが行っている歯周病治療のためのブラッシング方法は片山式ブラッシング法です.歯科用高圧蒸気滅菌器 片山式ブラッシングは、通常行われているバス法、チャーターズ法などとはかなり異なったブラッシング方法です. 一番大きな違いは、その人の歯肉の炎症の程度や歯並びによって磨き方を変えていくということです. 同じ人でも、歯肉の炎症状態が改善していけば、その状態に合わせて歯ブラシとブラッシング方法を変えていきます. 片山式ブラッシングは細菌のコントロールを目的とした“突っ込み振るわせ磨き”と歯肉の賦活を目的とする“フォーンズ法”の2つの方法が基本形になります. また、歯周組織の病態や部位、またその治療目的によって、歯ブラシの種類や方法を変えていきます. 突っ込み振るわせ磨き                            フォーンズ法        …
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朝食抜きもNG!万年「口臭キツ子」が知らずにやってる悪習慣5つ

慢性的な口臭は、歯周病や胃腸の問題など、生理的な理由から起こることもありますが、それ以外のちょっとした習慣でも発生するんです。 そこで今回は、美容ライターである筆者が、私たちが知らずにやっている口臭の元になる習慣を、5つご紹介します。   ■1:コーヒーやお茶ばかり飲んでいる 口臭は誰にでもあるものですが、抗菌作用のある唾液が細菌の増殖を抑え口臭を防いでいます。ところが口が渇きすぎると細菌が増え、口が臭くなってしまいます。 カフェインの取りすぎは、ドライマウスを引き起こします。水の代わりにお茶やコーヒーを頻繁に飲んでいる方は、水にスイッチしてみて下さい。口臭がかなり改善されるはず。歯科用エアーコンプレッサー ■2:甘い物の食べすぎ ケーキやアイスクリームを食べると口のなかがパサつきませんか? 口のなかがお菓子のカスだらけになっていると、それらがガスを発生し酸化して口臭の原因に。また、口が渇いていると細菌が繁殖して虫歯や歯周病が進み、口臭を引き起こす場合も。 甘い物を食べた後は必ず歯を磨くか、水でうがいをしましょう。 ■3:エアコンが強い部屋にずっといる 冬は暖房、夏は冷房と、エアコンは私たちの生活と切っても切れない存在。ところが空調が効いた部屋にいつもいると、自律神経が上手く働かなくなり、唾液の分泌が低下することも。 お昼休みなどはできるだけ外へ出て歩くなど、自律神経の機能を調整しましょう。 ■4:いつも口を開けている 知らず知らずのうちに口を開けっ放しにしているときがありますよね? 口呼吸を常にしていると口が開いて渇いてしまいます。意識して口を閉じ、鼻で呼吸するよう心がけましょう。 ■5:朝食を抜く 睡眠中は唾液があまり分泌されず細菌が増殖し、朝起きたときに口臭が強くなっています。唾液は食事によって多く分泌されるので、朝食を抜いてしまうとますます細菌が増え、口の臭いがキツくなる悪循環となってしまいます。 朝は食欲がなくてもフルーツをよく噛んで食べるなど、唾液が出るように気をつけましょう。 常日頃から虫歯や歯周病にかからないようにデンタルクリーニングや、胃腸を痛めないための食習慣に心がけるのも大切ですが、口が渇かないよう水分をこまめに摂ったり甘い物を控えたりなどの注意も口臭予防に必要です。ぜひ参考にしてみて下さいね。
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出っ歯かそうでないかは、上の歯と下の歯のズレが4ミリかどうか

21日に放送された「この差って何ですか?」(TBS系)では、色々な差について徹底的に追求。世の中の人が、知りたい違いについてスッキリと解明してくれている。 整った歯並びは誰でも憧れているもの。しかし、出っ歯に悩んでいる人は多いとのこと。出っ歯とそうでない人の境界線はいったいどこなのだろうか。 東京歯科大学病院教授・茂木悦子医師によると、上の歯と下の歯の差が「およそ4ミリ」とのこと。 通常、上の前歯は2~3ミリは出ているものだが、それ以上になると出っ歯の傾向があると診断される。 日本学校医師会では、7~8ミリ以上のズレがある場合は、治療対象の基準値としているそうだ。歯模型 出っ歯には4つのパターンがあり、 1 上あごが出ている場合 2 上の前歯が傾いている場合 3 下あごが引っ込んでいる場合 4 下の前歯が内側に倒れこんでいる場合 原因は、遺伝の他に、子どものときに指しゃぶりをしたり、舌で前歯を押したりすると出っ歯になりやすく、それは永久歯になってからも影響を及ぼす。 出っ歯かどうかは自分でも簡単に確認できる。 割り箸を用意して、鼻の先と顎にあてる。 そのときに、鼻先、上唇、下唇、顎が一直線で結べたら理想的な口元。 もし、一直線で結べない場合は、出っ歯の傾向があるそうだ。
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歯茎が下がって歯が見えるようになってきた…どうすべき?

歯のトラブルは虫歯だけとは限りません。今回は歯茎に悩む20代の男性からの相談です。歯茎が下がり、歯が見えるようになってきたという相談者に、専門家からはどのような回答が寄せられたでしょうか。 ■20代男性からの相談:「歯茎が下がり、歯が見えるようになった」 『虫歯になったことはほとんどないのですが、歯茎が薄くなっていると感じています。歯の面積が増え、下の歯の歯茎は下に下がり、上の歯の歯茎は上に上がってきています。歯磨きは朝だけで、タバコは1日10本ほど吸います。食生活は、野菜はほとんど食べずコンビニ弁当と外食がほとんどで、だいぶん偏っていると思います。歯磨きは歯茎を意識して優しく磨くようにしていますが、改善する方法はあるでしょうか。(20代・男性)』口腔内カメラ ■歯周病の可能性あり。早めに歯科を受診して検査と治療を 歯茎に腫れなどの症状があれば、歯周病の可能性があるようです。できるだけ早めに歯科を受診して検査と治療をするのがよいとの意見が寄せられました。 『歯ぐきが下がり、歯が長く見えるということですね。歯ぐきの腫れや赤み、歯みがき時の出血、口臭など、歯周病の症状はありませんか。歯周病に罹患している可能性が高いと思われます。一番よいのは、歯科医院を受診して、検査と治療、そして歯磨きや生活の指導を受けることです。(歯科衛生士)』 『歯ぐきが下がっているということは、歯を支える歯槽骨が溶けて失われているためです。最後には虫歯でもないきれいな歯がぐらぐらして抜け落ちてしまいます。食い止めるのは早ければ早いほどよいです。まだ20代で若いので治療の効果も出やすいでしょう。(歯科衛生士)』 ■禁煙し、丁寧な歯磨きを心がけて。食生活の見直しも タバコは歯周病を悪化させる原因となります。本数を減らすか、できれば禁煙するようにしましょう。偏った食生活を見直すことも効果があります。 『歯磨きは朝だけということですが、丁寧にできていますか。1日1回でもかまいませんが、徹底的に磨けていることが条件です。(歯科衛生士) 『タバコや栄養の偏りは、歯周病を悪化させる大きな要因の一つです。減煙・禁煙、そしてタンパク質やビタミンB、C、Dの摂取に心がけてください。(歯科衛生士)』 歯茎が下がり、腫れているようであれば、歯周病の可能性があります。放っておくと健康な歯まで抜け落ちてしまう可能性もありますから、できるだけ早めに歯科で検査をし、治療を始めましょう。タバコや偏った食事は歯周病を悪化させます。禁煙を心がけ、食生活を見直しましょう。
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