「歯磨きやマウスウォッシュで一生懸命ケアしているのに…」と、なかなか良くならない口臭に頭を抱えていませんか?もしかしたらその口臭、薬やサプリメントで改善できるかもしれません。ここでは、口臭治療に使われる薬やサプリメントにはどのようなものがあるか見ていきましょう。

口臭治療に使われる薬の成分
(1)銅クロロフィリンナトリウム

成分名を言われてもピンとこないと思いますが、ガムや飴などの着色料としてよく使われています。ガムを噛むことで消臭効果が期待できるのはこの銅クロロフィリンナトリウムが含まれているからです。

体内からくる口臭に効果があるとされています。銅クロロフィリンナトリウムを主な成分としている医薬品の薬が市販されていますので、特に口臭に気を付けたいときなどに使用してみてください。

(2)ポビドンヨード

ドラッグストアなどで昔からよく見かけるうがい薬に含まれる成分です。喉の殺菌だけに目が行きがちですが、裏の効能をよく見てみるとたしかに「口臭の除去」といった言葉も書かれています。

喉の殺菌、つまり口の中の細菌を消滅させることで、口臭の原因となる菌もいなくなります。喉のうがいのついでに口臭にも気をつけて、口全体をうがいするようにしてみてください。ただし、うがい薬にはエタノールも含まれているので使い過ぎには注意しましょう。

エタノールは使い過ぎると口の中を乾燥させてしまう恐れがあります。口内が乾燥すると唾液の分泌が減り、口内に細菌が繁殖しやすくなります。用法通り使用すればこのような心配もありませんので、むやみに回数を増やさず、使用量を守って使用しましょう。

口臭に効果があるサプリメント成分
胃腸からくる口臭は、サプリメントで腸内環境を整えることで改善できることがあります。

胃や腸のバランスが崩れると悪玉菌が増えます。悪玉菌は消化した食べ物から臭いガスを発生させます。ガスはやがて血液中に溶け出して、全身を循環して息や身体全体から臭うようになります。腸内環境をサプリメントで整えることで口臭を未然に防ぐことができます。歯科用エアーコンプレッサー

(1)メチオグリオキサール(MGO)含有、天然ハチミツ

ハチミツの中に含まれる、メチオグリオキサールと言う有効成分には、強力な殺菌作用が確認されています。こうしたハチミツ成分を、歯肉に刷り込んだり、しばらく舌上に塗布しておくと、その殺菌作用により身体に優しい取り組みで口臭を予防します。

(2)乳酸菌サプリ

腸内改善と言えば有名なのは乳酸菌ですが、この乳酸菌は腸内を酸性に保ち、悪玉菌が住みづらい環境にします。また、乳酸菌のような善玉菌を摂ることで便通も良くなり、ガスが溜まりにくくなります。

(3)酵素系サプリ

最近では酵素配合のサプリメントも多く出回るようになりました。消化が上手くいかなかった食べ物も臭いの原因となるので、消化を助ける酵素をサプリメントで補うことで臭いを防ぎます。

(4)カテキン

緑茶などに含まれるカテキンも口臭に効果が期待できます。カテキンは口腔内での細菌の増殖を抑える働きがあります。

口臭はさまざまな原因から生じます。薬やサプリメントの力を少し借りて口臭を改善すると共に、毎日の口内ケアを怠らず、腸内環境を良くするための食事を心掛けることも大切です。