テレビ番組で、ドライマウスについての特集が組まれていました。「私は大丈夫…!」と思っている方、安心してはいけません。実は、ドライマウスの潜在患者の9割は女性なのです。

まだまだ乾燥した空気が続きますね。今回は「ドライマウス」とはどのような病気なのかを今一度確認してみましょう。

ドライマウスとは?

分泌される唾液の量が減少し、口の中が乾燥してしまう症状です。唾液には、虫歯の治療や歯石除去などの口の中の衛生管理も一緒に行っていく、というように、口の中を正常に保つ作用があるのです。

どのような症状が発生するのか?

下記等があげられます。

口の中が乾く
しゃべりにくい
舌が痛い
口臭がある
唇がひび割れる
症状が進むと、口内炎などが発症し、咀嚼や発音などを妨げるようになります。これらのような症状を自覚した場合は早めの治療を行うべきでしょう。

原因として何が考えられるのか?

原因はさまざまであり、全身性の疾患が原因の場合は、まず糖尿病があげられます。ストレスなどの神経性疾患が原因となったり、抗うつ薬などの薬物の副作用も、原因の1つとして考えられます。口腔洗浄器

原因が特定できた場合、原因により最適な治療が行われていきます。 また、原因がはっきりと分からない場合は口の中の乾燥を防ぐ対処療法を行っていきます。

口の中の唾液腺組織に問題がなければ薬で唾液の分泌量を増加させます。唾液腺組織に問題があり自力で唾液が増やせない場合は、唾液の補充のためにスプレー式の人口唾液を使用する場合もあります。

ドライマウス/口腔乾燥症の予防/治療法

予防には、糖尿病やビタミンB欠乏症、貧血にならないための食生活を心がけましょう。鉄分を多く持つ肉、魚介類と一緒に野菜・果物も取ると効果的です。

また、唾液腺を刺激するため、味覚を刺激することも効果的です。酸味・甘味が刺激となるので、キシリトールで甘味のついたガムを食後に噛むのがオススメです。