突然ですが、歯磨きをしたときに出血してしまうことはありませんか? 「あれ、ちょっと強く磨きすぎちゃった……?」なんて思っていたあなた。もしかしたらそれは、歯周病のサインかもしれません!

厚生労働省の調査によると、25歳〜34歳の7割以上が歯周病にかかっているそう。ちなみに35歳以上だと、なんと8割にまで数値がUP!!
そんな驚くべき事実がある一方、ウーマンウェルネス研究会が30代~50代を対象に行った“歯に関する意識調査”では、約半数の人が“自分は歯周病だと思わない”と回答。歯周病でありながら自覚がないという、“かくれ歯周病”が非常に多いことが判明したのです!
歯周病の初期症状は、“歯ぐきがハレる”こと。でも、自分の歯ぐきがハレているかどうかはなかなか分かりづらいもの。ここで、セルフチェックしてみましょう!超音波スケーラー 家庭用

歯ぐきのセルフチェックのポイントは以下の3つ。
1 歯間の歯ぐきの形
歯と歯の間の歯ぐき(=歯間乳頭)が引き締まり、三角形になっていれば健康な状態。先端が丸くなっていたら、ハレている証拠!

2 歯ぐきの色
健康な歯ぐきは薄いピンク色。赤みが強い場合、ハレて炎症を起こしています。

3 歯磨き時の出血の有無
健康な歯ぐきであれば、念入りにブラッシングしても出血することはありません。歯ぐきがハレていると刺激に弱くなり、歯磨きのたびに出血してしまう事態に!

1~3、当てはまっていた人も多いのではないでしょうか。歯科医師の高柳篤史先生によると、歯周病は進行しないと痛みや違和感を感じにくいため、自覚しにくいんだそう。普段から鏡で口の中を観察したり、歯科医院で定期検診を受けて“初期症状”(=歯ぐきのハレ)を見逃さないことが大切なんです!

自分が“かくれ歯周病”だといま気づいてしまい絶望してる方、大丈夫です。自宅で簡単にできる対策があるので、今日からトライしてみましょう!

1 ていねいなブラッシングで歯垢を除去
歯周病の原因物質である歯垢を取り除くには、歯と歯ぐきの間を意識しながら1本ずつ丁寧に歯を磨くことが重要。鏡で口の中を確認しながら磨くのも◎。

2 “塩”マッサージで歯ぐきのデトックス!
歯ぐきに溜まった老廃物も、歯周病の原因に。そこで、歯ぐきの血流を回復して汚れをスッキリさせられるセルフマッサージ法をご紹介。引き締め効果や血流促進効果が高い“塩”が入った歯磨き剤を使うとより効果的なので、歯ぐきのハレが気になる方は1度使ってみるのがオススメ!

【小刻みに】歯ブラシ(指でもOK)を歯と歯ぐきの間に軽く押し当て、小刻みに10〜15秒ほど横に動かします。

【奥から手前に】奥歯から前歯の中央に向かって歯ブラシや指を滑らすように3〜5回大きく動かします。

【下から上へ】下の歯ぐきに歯ブラシや指をあて、下から上へ弧を描くように動かして刺激します。上の歯ぐきの場合は、上から下に向かって動かします。

以上のような丁寧なブラッシング&マッサージを習慣にすることで、“歯周病”を予防し健康な歯ぐきに近づくことが可能に! 季節の変わり目など体調を崩しやすいこの時期は、特に歯ぐきがハレやすくなるため歯周病の進行に要注意なんだそう。ちょっとした変化を見落とさず、日々のオーラルケアで口元美人を目指しましょう♪ (杉浦麻子)