乳歯の生え替わりの予備知識
■いつ頃からいつまで続く?
個人差がありますが、6歳頃からはじまり、15歳ころまでに永久歯に生え替わることが多いようです。

■どの歯からはじまるの?
上か下の前歯から生え替わることが多いようです。さらに乳歯の後方に6歳臼歯と呼ばれる新しい永久歯の奥歯も生えてきます。

■乳歯が虫歯だと永久歯も虫歯で生えてくる?
永久歯は必ず虫歯のない状態で生えてきます。しかし乳歯に虫歯があれば、口の中に虫歯菌が常に漂っている状況になるため、新しい永久歯の虫歯リスクは高くなると考えられます。

■永久歯が生えてこない!?
生え替わりは個人差があるため、なかなか生え替わりがはじまらず心配であればレントゲンで簡単に確認することができます。

乳歯の抜歯は無理は禁物

■前歯は簡単、奥歯は大変

乳歯の抜歯については、自分で抜歯する方法と病院で抜歯する方法があります。しかし全部の乳歯を自分で抜くことができるのは、本当に良い条件の時です。乳歯をよく見てみると、前歯は根の横方向の断面積が小さくて歯ぐきに接する部分が少なくなっています。

このため最後は歯ぐきの一部が切れて自然に取れることもあります。しかし奥歯になると大きな面積で歯ぐきについているため、自分で無理に取ろうとすると痛みや出血が大きくなります。このため前歯を自分で抜くことができたとしても、奥歯は歯科医院で抜歯になるケースが一般的です。

■食事で痛い時は抜歯が近い
食事の際グラグラして痛みを訴えるようであれば、しばらくすると自然に取れることがあります。しかしグラグラするだけで2週間程度経っても抜けないような時は、前歯であっても歯科医院で相談してみるとよいと思います。

■永久歯が違う場所に生えてきた
一般的には、乳歯の真下から永久歯が出てくるため乳歯の根が溶けたようになってグラグラしますが、永久歯が全く違う場所から生えてくると乳歯の根が吸収されずに残ってしまうようになります。このため歯科医院で麻酔をしてから抜歯する方が懸命です。

■左右で同じように生え替わることが多い
左右の同じ位置にある歯は、生え替わりのタイミングが同じ時期になることが多いため、片側だけ乳歯が残って時間が経過しているような時は、歯科医院でレントゲンでの確認をオススメします。

■乱暴な抜歯は厳禁
今はほとんど見かけませんが、糸を乳歯に巻き付けて、もう一方引っ張るやり方は、指で取れるほどグラグラしていなければ、失敗して痛みと出血がひどくなる恐れがあります。前歯で成功しても奥歯では失敗する確率が高いため、無理に取ろうとしてはいけません。歯科用ルーペ
永久歯の歯並びについて

■歯の大きさとあごの大きさの関係
歯の生え替わりの最初の頃は、永久歯が大きすぎて不安になることもあります。しかしあごを含めた顔全体の大きさは発育途中のため徐々にバランスがよくなっていきます。あごの成長とともに永久歯が出てくることが理想です。

■前歯の隙間が気になる
上の前歯が生え替わるとしばらく歯と歯の間が広がった「すきっ歯」になることがあります。その他の永久歯が生えてくると横から押されて自然に閉じることが多いので過度な心配はいりません。

■反対咬合(受け口)
永久歯の下の前歯が、上の前歯の前に出てくることがあります。完全に出てしまう前であれば、簡単な矯正で治ることもあります。歯科医院などで気軽に相談してみましょう。

■矯正のタイミング
最近はあごが小さい人が多く、歯並びが悪くなりがちです。完全に生え替わる前にはじめた方が効率的に矯正ができるケースも多いので、歯並びに不安を感じるのであれば、歯科医院や矯正専門の歯科医院などで相談してみましょう。