毎食後きちんと歯を磨いていても、なぜか消えない口臭。このような悩みを持つ人は、もしかするとタバコと関係があるかもしれません。喫煙の習慣は口臭に影響があるのか、あるとすれば、どのような理由で口臭が発生するのでしょうか。

■30代男性からの相談:「妻から口が臭いと指摘されたが、タバコが原因か?」
『最近、妻に口臭についてよく指摘され、自分ではあまりわかりませんが、指摘されるということは結構ひどいのではないかと思っています。私はタバコを吸い始めて約7年ですが、タバコと口臭は関係あるのでしょうか。歯磨きは毎食後欠かさずしていますが、歯茎の色が変色しているため、それが原因ではないかと思っています。タバコが原因での口臭であれば、タバコを控えるか禁煙しようと考えていますが、どうでしょうか。 (30代・男性)』
■タバコと口臭は大いに関係あり
タバコと口臭の関係性は深く、口がヤニ臭くなるだけではないようです。唾液の減少や胃腸機能の低下、歯周病や歯槽膿漏になりやすいなど様々な影響を及ぼし、これらが口臭の原因となるようです。歯科用高圧蒸気滅菌器

『唾液は天然の抗菌洗浄液の役割を果たし、悪臭を出す口腔内細菌の繁殖を抑える働きがありますが、喫煙により唾液が減ると細菌が増え口臭がきつくなります。また喫煙は歯周病を悪化させます。免疫力が低下して歯周病菌との戦いに勝てず、歯周組織に炎症が起こって浸出液や血や膿が出ます。このため歯周病には独特の口臭があり、悪化すればするほど口臭もきつくなります。(歯科衛生士)』
『タバコと口臭との関係はあります。喫煙していると歯槽膿漏になりやすく、それが原因で口臭が出てしまうことがあるからです。今ある情報だけで、喫煙が口臭の原因だと確定することは難しいですが、喫煙も口臭の原因の一つであることは間違いありません。(看護師)』
『喫煙は、胃腸を始め肝臓や腎臓の健康を損なうことがあり、そうすると口臭の原因になり得ます。喫煙者自身は嗅覚が麻痺してわからないようですが、私の場合、エレベーターで一緒になるだけで「この人はヘビースモーカーで歯周病」とわかることもあります。禁煙と同時に、歯科での歯周病治療を検討してください。(歯科衛生士)』
『口臭の原因は歯垢の磨き残し、頻回の歯磨き、舌苔、胃腸障害、肝機能障害などが挙げられ、色々な可能性があるため禁煙だけでは改善しないケースもあります。該当することがあれば、その原因を少しずつでも除去していきましょう。(看護師)』
■歯茎の血行不良が起こり、発色が悪くなることも
喫煙により歯茎の血流が不足し、それが原因で歯茎の色が悪くなっている可能性もあると、看護師さんは説明しています。

『歯茎の色の変色についてですが、恐らくはピンク色ではない、ちょっと黒ずんだような感じの変化でしょうか。喫煙により歯茎の血管が狭くなり、血流が悪くなっていることが考えられます。しかし、もちろん歯茎の変色は喫煙以外に原因がある場合もあります。(看護師)』
現在の口臭の原因がタバコであると断定はできませんが、一般的にタバコと口臭は大きく関係するようです。できれば本数を減らすなどして様子を見て、それでも変化がなければ一度、歯科を受診して歯周病検査などをされてはいかがでしょうか。