健康な歯は一生の宝物”と言われているように、歯は大切なもの。歯の健康が、“全身の健康や寿命”にまで影響しているとも言われていますので、ご自身のみならず、生まれてくる我が子の歯もしっかり守っていきたいですよね。

でも、もしご自身が知らずにやっていたことが、子どもの歯をダメにしてしまっていたとしたら、どうでしょうか。のちのち悔やまないためにも、親としてのNG行為を知っておきましょう!

そこで今回は、愛児の会デンタルクリニック院長・羽田宣裕先生の著書『こどもの歯をじょうぶにするQ&A 64』などを参考に、生まれてくる我が子の歯をダメにしてしまう、親のNG行為を4つご紹介します。

■1:妊娠中の栄養不足

子どもが誕生してから、虫歯にしないようしっかり歯磨きをさせようと考える親御さんは多いかと思います。

なんと実は、歯のもとになる“乳歯の芽”は妊娠7週目の頃から、“永久歯の一部”も妊娠中に作られるのだとか……。したがって、妊娠中の食生活はとっても大切!歯科医療機器

カルシウムを十分にとり、くわえてタンパク質やビタミン、ミネラルなどバランスの良い食事を心がけるようにしましょう。

■2:妊娠中にインスタント食品等をよく食べる

妊娠中、無性にインスタント食品やスナック菓子等を食べたくなり、毎日のように食べてしまった……という話をよく聞きます。

しかし、これらの食品に多く含まれる食品添加物の“リン酸塩”がくせ者なので、要注意。体内のカルシウムとくっついて、体の外に排出してしまうことがあるそうなので、食べ過ぎないようにしてくださいね。

■3:添え乳しながらの寝かしつけ

子どもを寝かしつける際に、手っ取り早くラクな方法が、“添え乳”。すぐに眠ってくれるし、寝ながら赤ちゃんに授乳するのが習慣になってしまっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

子どもの歯の健康のためには、寝る前や夜中のおっぱい・ミルクは、NG行為。この習慣をダラダラ続けていると、のちのち子どもが虫歯に悩まされる可能性もあります。くれぐれもご注意ください。

■4:歯磨きのスタートが適切でない

「子どもに歯が生え始めてきたけど、いつから歯磨きの習慣をつけたらいいのだろう?」と思いますよね。

それについては、最初の歯が生え始める生後7~8か月頃から、濡らしたガーゼや乳児用の歯ブラシで、口にふれる練習・歯のケアを心がけるといいとのこと。

さらには、1才半頃には上下の前歯と奥歯の一部が生え始めてきます。“ご飯を食べたら、歯ブラシ”の習慣づけをするようにしたいですね。

以上、我が子の歯をダメにしてしまう、親のNG行為をご紹介しましたが、「知らずにやっていた……!」ということもあったのではないでしょうか?

子どもの歯の健康のためにも、妊娠中から気をつけるようにしてくださいね。