知覚過敏

知覚過敏とは、歯の表面にある骨よりも硬いとされるエナメル質が削れて、中の神経が通っている象牙質というところがむき出しになることが原因となって起こります。この象牙質に熱いものあるいは冷たいものが触れるとその刺激によって痛みが起こります。知覚過敏の痛みは象牙質に物質が触れてから2~3秒以内に鋭い痛みが生じるとされています。

歯髄が傷つけられた

歯髄とは歯の中でも血管や神経が集中している部分になります。外傷などによって歯が割れる、噛む力が強くて何かを噛んだ時に誤って歯を割ってしまったりすると、傷ついてしまう部分が歯髄です。歯髄の痛みはずきずきとしたかなり強力な痛みであり、甘味食物や温度変化によっても痛みが増強します。痛みは長期間持続するものではなく数時間で軽減するものの、痛みが強くなると頭や耳、頬など全体に広がってしまうのが特徴です。(コントラアングル

炎症が起こる

歯そのものではなく歯の周りや親知らずなどに炎症が起こって痛みを伴うものです。歯肉や歯の周り(歯周)が何らかの菌が感染することによって炎症を起こす場合と、感染によって起こっている歯髄の炎症を放置したことによって歯髄が死んでしまい、歯の根元の歯髄が死んだことによってさらに炎症を起こす場合と2種類あります。