ノートパソコンに接続して使用するパソコン心電計を開発したECGラボが、Androidタブレットに続いて米Apple社のiPhone/iPad(iOS)に対応したワイヤレス解析付心電計「smartECG」を発売した。

smartECGは手持ちのiPhoneやiPadに接続して、解析機能付きの標準12誘導心電計として利用可能になるデバイス。持ち運びやすいため、院内だけでなく救急医療や災害医療、遠隔医療、在宅医療などの幅広い院外活動で活用できる。

誘導ケーブルは、胸部用の6つの電極をまとめた1本と四肢用の2本(右手足用と左手足用)。コードを3本にまとめることで、コードのからみや付け間違いを防いでいる。さらに、誘導ケーブルとiPhone/iPadはワイヤレスでデータをやりとりできるため、測定時の取り回しもスムーズになる。

心電データをクラウド上のサーバーにアップすれば、診察室のデスクトップパソコンなどから心電図を閲覧することも可能になる。そのほか、ベクトル解析表示(12誘導から変換)機能を備える。

対応OSはiOS 7.0以上。対応機種はiPhone 4S以降のiPhone(Plusを含む)、iPad 2以降のiPad(mini、Airを含む)、iPod touch(第5世代)。