1. 粘膜や粘膜の下の結合組織と言われる組織を分解
粘膜を正常に保つためのビタミン不足、疲労やストレス、ウイルス感染や外的刺激などにより、プラスミンというタンパク質分解酵素の一種が発生し、粘膜や粘膜の下の結合組織と言われる組織を分解します。
2. 炎症のもとや痛みのもとが口内炎の周りに出てくる
増え続けたプラスミンによって、ヒスタミンという炎症のもとやプロスタグランジン・ブラジキニンといった痛みのもとが口内炎の周りに出てきて、血管を拡張します。
3. 炎症が起こる
炎症を起こすと血管からこれらの物質が漏れ出やすくなり、むくみが起こり、痛みが発生します。
4. びらん様にただれる
炎症が続くと、粘膜の表面がただれてびらん様になります。
5. 口内炎ができる
さらに、ただれた部分がえぐられ、口内炎ができます(woodpecker超音波スケーラー uds-p)。


口内炎に対する対応

口内炎は自分で薬局に行って薬を買ってきて治す方などが多いのではないでしょうか?

しかし以下のような症状がある場合には、歯科・口腔外科や耳鼻咽喉科などの専門機関に受診することをお勧めします。

●症状が口の中全体もしくは唇や口周辺へも広がっている場合
●症状が口の片側にのみ限局して広がっている場合
●発熱や全身倦怠感を伴う場合
●症状が10日以上続く場合

口内炎の予防について

–バランスのとれた食生活
ビタミンB2・B6・Cを積極的に補って、免疫力を高めましょう。

–免疫力をアップさせる
口内炎は体調のバロメーターともいわれます。かぜや疲れなどで免疫力が落ちていると口内炎になりやすくなります。ストレスや疲れを感じたらゆっくりと休み、夜更かしや不規則な生活を送らないよう留意しましょう。
生活環境の変化もストレスになる場合があります。普段から、ほどよい気分転換を心がけましょう。

–口内環境を整える
口の中の常在菌が増殖することによって、口内炎ができる場合もあります。口の中を清潔に保つことも重要な予防方法です。

–毎食後に歯磨き・うがいをしましょう
口内環境を整える

–口の中を乾燥させないようにしましょう
口の中が乾いていると粘膜の免疫力が低下し、口内炎になりやすいといわれています(歯面清掃用ハンドピース)。