今回は歯の上手な磨き方について紹介します。歯磨きの基本は、歯ブラシの毛先を歯面にきちんと当てる▽毛先が広がらない程度の軽い力で磨く▽5~10ミリメートルを目安に小刻みに動かして1~2歯ずつ磨く-の3つです。

特に注意したいのが、磨くときの力加減。力を入れ過ぎている人が多いようですが、力が強すぎると、歯ブラシの毛先が広がって歯面からそれてしまい、きちんと磨けないだけでなく、歯茎を傷つける可能性もあります。また、歯ブラシを大きく動かすと、毛先が歯と歯の間に入らず、歯垢が上手に落とせません。あらゆる面に毛先がきちんと当たるよう、歯ブラシを当てる角度を工夫しながら、1カ所あたり20回程度を目安に丁寧に磨きましょう。

 歯ブラシの持ち方には主に、鉛筆を持つように握って持つ「ペングリップ」と、手のひらで握るように持つ「パームグリップ」があります。力が入り過ぎやすい人はペングリップがお勧めですが、磨く場所に合わせてやりやすい方法で持つと良いでしょう。どちらの持ち方でも、軽く持つことが重要です。
歯と歯の間、歯と歯茎の境目、歯のかみ合わせは、歯垢が残りやすい場所なので念入りに磨きましょう。また、利き腕側の犬歯(糸切り歯)と、隣り合った奥側の2本の小臼歯のあたりは磨き残しが多い場所の1つ。利き腕側の奥歯を磨くのにここで歯ブラシの向きを変える人が多く、歯ブラシが歯から離れるためです。ここは意識して磨くようにしましょう。

人によって磨き方にクセがあり、磨き残しの場所も違います。一度、歯垢の染め出し剤を使って磨き残しやすい場所を知っておくと良いでしょう。

どの歯から磨いてもいいですが、「磨き忘れ」を防ぐため、磨く順番を決めておくのも効果的です。磨き残しやすい場所や歯並びの悪い場所は最初に磨くなど、自分なりのルールを決めてみてください。

歯磨きは、毎日のオーラルケアの基本です。大事なことは歯垢を残さず落とすこと。「食べたら磨く」を習慣にして健康な歯を保ちましょう。