歯列矯正を行うときには、抜歯をするか、しないかという選択があります。
抜歯したことで歯並びがきれいになり、満足したという成功例もあれば、抜歯する必要のない歯を抜かれて老け顔になってしまった、噛み合わせが合わなくなってしまったといった失敗例もあります。
また逆に、抜歯の失敗を恐れて、抜歯なしで歯列矯正した結果、歯並びが矯正前の状態に戻ってしまうという失敗例も。
つまりそれぞれの歯の状態によって、抜歯が必要かどうかの判断は異なるということ。
歯列矯正には多大な費用と時間がかかるからこそ、失敗を防ぐために重要なポイントをまとめました。
1. 歯列矯正が本当に必要かどうかの判断をしよう
「歯列矯正をすれば芸能人のように見違えるような美しい歯並びが手に入るかも」と期待してしまう人は多いと思いますが、歯列矯正を行うことでいいことばかりが起こるわけではありません。
歯列矯正中は抜歯の痛みに耐えなければいけないし、歯に装着するブラケット装置のせいで、何かを食べるときなどに不便を感じることもあります。
また、歯列矯正にかかる費用は決して安いとはいえません。
歯列矯正を行うことで理想の歯並びになるという100%の保証はなく、もちろん失敗の可能性も。だから軽い気持ちで歯列矯正に挑戦するのはやめた方がいいかも。
2. 失敗しないために矯正歯科選びは慎重に
歯列矯正の失敗を防ぐためには、歯列矯正の得意な歯科医を選んだ方がいいのはもちろんのこと。
さらに、医師が歯列矯正に精通しているのかどうか判断する基準のひとつが、矯正歯科、小児歯科の認定医、専門医であるかどうか。
日本矯正歯科学会、日本小児歯科学会には「認定医・専門医制度」というものがあります。
歯列矯正に関して適切で充分な知識と経験のある医師を「日本矯正歯科学会の認定医・専門医」「日本小児歯科学会認定医・専門医」と認定していて、
日本矯正歯科学会の認定医・専門医の名簿一覧
日本小児歯科学会認定医・専門医の名簿一覧
から探すことができます。
この名簿を利用して近くの認定医や専門医を探してみるといいかも。
さらに、どんどん進化している医療現場の最新情報に対して、常に勉強し続けたり、学会発表するような歯科医師であれば、安心して診察を受けることができます。
3.歯列矯正のデメリットを理解しよう

歯列矯正にはもちろん、メリットばかりではありません。
失敗につながるようなデメリットがあります。
顎関節症が一時的に悪化することもある
磨かないと虫歯や歯周病になりやすい
歯根吸収をおこすこともある
体調不良や自律神経症状(頭痛、肩こり、めまい)を一時的に起こす可能性がある
顎関節症とは、あごが痛む、口が開かない、あごを動かすと音が鳴る、といった症状があらわれる慢性的なあごの疾患。
また歯根吸収は、歯の根もとが溶けてしまうことで、歯が抜けやすい不安定な状態になってしまうことです。
このように歯列矯正にはいい面ばかりではなく、失敗につながるデメリットも。
8後悔しないためにも、デメリットも知ったうえで、治療にのぞむことをおすすめします。
医師任せではなく、治療を受ける側も深い知識を持つことが大切

歯列矯正はかかる費用や手間などからも、一生の大きな買い物といっても過言ではありません。
高い費用と長期間の治療を強いられることなので、治療を受ける側も歯列矯正に対する知識を持っておくことは大切なこと。生体情報モニタ
歯列矯正のデメリットを理解した上で、後悔のない選択をしましょう。