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【症状別】歯が痛い時の原因と家庭でできる応急処置

急に歯が痛くなると「どうしたら良いんだろう?」「何が原因だろう?」と不安になりますね。 今回は「冷たいものがしみる」「噛むと痛い」「歯ぐきが腫れて痛い」など、症状別に可能性の高い歯の痛みの原因と応急処置をご説明します。 症状別の可能性の高い原因と対処法 すべての症状に共通した応急処置 どんな原因でも痛みが強い場合は鎮痛剤を飲んで、早めに歯科医院を受診するのが一番です。 市販の鎮痛剤の中ではロキソニンSが、病院で処方されるロキソニンと成分が同じなので高い効果が期待できます。ただし喘息・胃・十二指腸潰瘍、肝臓病、腎臓病、心臓病の症状を持っている人は服用できないので、薬局で他の鎮痛剤を処方してもらいましょう。 「冷たいもの甘いものがしみる」「歯ブラシが当たると痛い」という症状は? 知覚過敏や虫歯の可能性があります。 知覚過敏では歯ぐきが後退して敏感な歯根が露出し、そこに冷水や歯ブラシの刺激が加わるとまるで神経に触れたような痛みを感じます。知覚過敏には知覚過敏用の歯磨剤を使って様子を見ることをおすすめしていますが、一般の人には虫歯と知覚過敏の鑑別はできません。 虫歯は治療が遅くなれば大掛かりな処置が必要になるため、冷たいものがしみる場合には早めに歯科医院を受診することをおすすめします。 「寝ている時に激しく痛む」「冷たいものがしみる」という症状は? 大きな虫歯や歯のひび割れが原因で歯の神経が炎症を起こす、歯髄炎の可能性があります。 歯髄炎は放置するとやがて神経が死んで突然痛みが止まりますが、すぐに歯の根元が化膿(根尖性歯周炎)し、また激しい痛みが始まります。寝ている時に歯が激しく痛む場合には、痛み止めを飲んでできるだけ早く歯科医院を受診してください。超音波クリーナー 「 温かいものがしみる」という症状は? 歯の根元が化膿する、根尖性歯周炎の可能性があります。 根尖性歯周炎は、治療していない大きな虫歯や歯のひび割れが原因で起こることもありますが、実は神経を取った治療済の歯でも起こることがあります。 温めると歯が痛い場合は、口に冷水を含んで冷やすと痛みがやわらぐことがあります。痛み止めを飲んで、できるだけ早く歯科医院を受診してください。 「噛むと痛い」「歯ぐきが腫れる」という症状は? 歯の根元が化膿する根尖性歯周炎、歯周病、歯が割れているなど、いくつかの原因が考えられます。 顔面まで大きく腫れている場合には、冷やしたタオルを当てると痛みと腫れが楽になるかもしれません。痛み止めを飲んでできるだけ早く歯科医院を受診してください。 「上の奥歯が痛い」「鼻汁が出る」という症状は? 膿性の悪臭を伴う鼻汁がある場合は、歯ではなく副鼻腔炎が原因の可能性があります。 風邪を引いているなど歯以外の不調がある場合は、耳鼻科の受診で治癒する可能性があります。 おわりに 今回挙げたのは比較的頻度の高い症状ですが、他にも顎・顔面の神経やこころの問題、その他の原因で歯の痛みが現れることがあります。 歯痛はひどくなると眠れなくなるほどになってしまいますので、そうなる前に早めに歯科医院を受診しましょう!
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あなたはどっち?虫歯に「なりやすい人」と「なりにくい人」の特徴

■虫歯になりやすい人となりにくい人がいる 虫歯がない健康な歯は、アンチエイジングの基本です。しかし、毎日の歯磨きを念入りに行うなど、かなり歯の健康に気を使っている方でも、虫歯になってしまう方が案外多いということをご存じでしょうか。 その反面、あまり歯には関心がなく、歯磨きもササッと短時間で終わらせているのに、全く虫歯にならない方も実は多いのです。 つまり、世の中には虫歯になりやすい人となりにくい人がいるのですが、いったいこの違いはなにが原因なのでしょうか。 ■虫歯のなりやすさには2つの原因が大きく関係している 虫歯のなりやすさ、なりにくさは、歯の強さなどの遺伝の影響も多少はあります。しかし、遺伝よりももっと大きな原因としてあげられるのが、唾液の量と質、そして噛み合わせのバランスです。 唾液は、お口の中を洗い流して虫歯菌や歯周病菌が増えないようにする作用や、菌を殺菌する作用、食後の酸性になったお口の中を中性に戻して、歯が溶けないようにする作用など、様々な働きをしています。 また、食事の時に酸によってわずかに溶かされた歯の最表層のエナメル質を再石灰化という作用によって元に戻す働きなどもしています。 ■唾液が少なくネバついていると虫歯になる ところが、唾液の量が少なくなり、ネバついてくると、まずお口の中が唾液で洗い流されなくなってしまいますので、虫歯菌や歯周病菌が増えてしまいます。そして、食後のお口の中が唾液でなかなか中和されないので、酸性状態が長時間続くことになります。するとエナメル質が酸によって溶かされる時間が長くなり、唾液による再石灰化が追い付かなくなってしまい、虫歯になってしまうわけです。 ■噛み合わせのバランスが悪いと虫歯になる 噛み合わせのバランスも虫歯のなりやすさに大きく関係しています。例えば、上下の前歯であまり噛んでいない方の場合、本来前歯で負担するはずの噛み合わせの力が奥歯に掛かってしまいます。 すると、通常よりも強い力が歯の表面に掛かりますので、エナメル質に細かいヒビ割れが生じ、そこから虫歯になってしまうのです。 つまり、奥歯に限らず、噛み合わせの力が通常よりも強く掛かる歯は虫歯のリスクが増えてしまうわけです。 ■噛み合わせのバランスと唾液の量が関係している場合も 唾液の量と噛み合わせのバランスは、一見、相互には関係していないように思われますが、実は噛み合わせのバランスが唾液の量を少なくする原因になっている場合があるのです。それは、上下の前歯が全く噛んでいない開口と呼ばれる状態です。 開口の方は、意識しないと上下の唇が閉じないため、常にお口が開いている状態になります。すると、必然的に口で呼吸することになりますので、お口の中が乾燥して唾液の量が減ってしまうドライマウスという状態になってしまうのです。歯科ホワイトニング機器 ■虫歯になりにくい人は噛み合わせが良くて唾液がサラサラ つまり、虫歯になりにくい人というのは、虫歯になりやすい人とは逆に、全ての歯の噛み合わせのバランスが良く、サラサラの唾液が沢山出ている人なのです。 ですので、もし、なんとなく奥歯だけに噛む力が掛かっているような気がしたり、唾液の量が少ないと感じるようなら、虫歯予防のためにも矯正治療などを検討する必要があるかもしれませんね。
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歯磨きゲームで正しく歯を磨こう!

歯ブラシにセンサーとBluetoothなどの通信機能をつけて、歯磨きの様子を捉えることで正しい歯磨き習慣をつけさせようという製品は恐らく2013年にBeam Technologies 社(ケンタッキー州Louisville)から出たBeam Toothbrushが最初だろう。本体50ドル、交換ブラシ4ドルで、歯磨き習慣の改善、つまり、きちんと2分なり3分間、歯ブラシを歯に当てて動かしているかを調べるものだった。 2014年にはP&GがブラウンのOral Bシリーズの上位モデルにBluetoothを搭載した。これは電動歯ブラシだから、バッテリーと充電機能は持っているし、強く当て過ぎた場合などに回転を止めるため、センサーも入っているから親和性は高い。上下左右のどこを磨いているか察知して、集中ケアなどにも対応できるスマホ用アプリもある。どちらも真面目な製品だ。 Tooth Tunesは歯を磨くと骨伝導で“We Will Rock You”や“Wake Me Up”など2分間の音楽が聞こえるという製品で、子供が2分間、きちんと「退屈な」歯磨きを楽しめるように工夫されている。マイクロモーター歯科 これらに対してKickstarterで資金を集めているPlaybrush(イギリス)はその名が示すようにプレイ、すなわちゲームの要素を持ち込んでいる。対象は4歳から10歳の子供だからTooth Tunesに近い。スマートフォンと連動するのはOral Bシリーズと同様だが、歯磨きの様子を「見える化」するに当たってゲームを使っている。歯ブラシがゲームのコントローラになっていて、動きに従って画面上のキャラクターが上手に飛び続ける。 Kickstarterでは35,000ポンドの調達目標をクリアしている。お値段は歯ブラシにしては49ポンド(約8,300円)と高いが9月には配送される予定。単純な仕掛けではあるが、日々の退屈だけれど片付けなければならない「仕事」にゲームの要素を入れる事例は今後も増え続けるだろう。
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冬は特にクサくなる! 口臭を消すための超簡単な5つのポイント

あなたの口臭は大丈夫ですか? 相手から好印象をもってもらいたいのなら「清潔感が大事!」とはよく言われるもの。服装や身だしなみに気を付けるなかで、もっとも自分で気づきにくいのは口臭です。他人の口臭は気になるのに、自分のニオイに関してはなかなか鈍感になってしまうもの。かといって「私の口って臭う?」なんて親しい間柄でもなかなか聞けないもの。もしかすると知らない間に人に不快な思いをさせているかもしれないと思うと、恐ろしいですよね。そこでここではいや~な口臭を消し去るための5つのポイントをご紹介します。コンプレッサー&グラインダー 冬は「口臭」に気を付けよう 1年のなかでもっとも乾燥する季節、冬。「肌がぱさぱぱさ!」「髪の毛がきしきし!」とクリームやオイルをせっせと塗っている人も多いでしょう。乾燥は、肌や髪の毛だけでなく口のなかも同じこと。乾燥することで口の中に揮発性の硫黄化合物の成分が発生してしまいます。実は、この季節はもっとも口臭がキツい季節でもあるのです。 1:マスクで寝る よく肌の乾燥を防ぐために寝るときにマスクをつけるという女優さんがいらっしゃいますよね。これは、肌だけでなく口臭予防にもぴったりのアイディア。マスクをして眠ることで吐く息に含まれる水分が口の中に残るので乾燥を防いでくれるのです。美容のために「寝るマスク」ははずせないアイテムですね。 2:朝ご飯を食べる 「布団から出たくない……!」と朝寝坊しがちな冬ですが、朝食を抜くのは絶対にNG。朝ご飯を食べることで唾液の分泌が活性化され、口の中を殺菌してくれます。特に食べるといいものは、唾液が分泌されやすい酸っぱいものや、汁もの。梅干しやお味噌汁を飲めるといいでしょう。 3:噛みごたえがあるものを食べる 「よく噛む」ことによって唾液は分泌されやすくなります。ガムもそうですが、おせんべいやスルメなど噛みごたえのあるものをおやつの時間に食べるといいですよ。また、食事のときは一口につき20~30回ほど噛んでから飲み込むのが理想。早食いの人は口臭がキツいという傾向もあるようなので、ゆっくりを心掛けましょう。 4:お茶は飲まない 乾燥するからといってコーヒーや紅茶をがぶがぶ飲む人がいますが、それは保湿にはなりません。お茶は利尿作用があるため、飲んでもすぐに排出されてしまいます。飲み物を飲むならお茶よりもお水のほうが最適。水分は身体によく吸収されるので、脱水ぎみの肌や口をすぐに潤してくれますよ。 5:はちみつを食べる はちみつには口の中を綺麗にしてくれる殺菌作用と、口の粘膜を保護してくれる役割があります。そのため口臭が気になったらいち早く摂取するのがオススメです。コップ1杯の水にはちみつを溶かして、口の中で転がすようにして飲むといいですよ。朝の1杯に飲んでみましょう! ちなみに、起きてからすぐに水を飲むと口のなかに溜まった雑菌をも一緒に体内に取り込むことになるので、一度口をゆすいでから飲みましょう。というわけで、冬も気持ちよく爽やか吐息になりましょう!
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その磨き方…危ない!グラグラの「歯茎老け女」になるNG行為3つ

歯茎の状態を意識したことはありますか? 実は、まだ若いのに歯茎が痩せている女性は少なくありません。 歯茎が痩せて下がっていると、見た目年齢もグンと上がり、不健康な印象に。笑顔にも自信が持てなくなってしまいます。 そこで今回は、加齢以外にも気をつけたい“歯茎が痩せる”習慣と対策をご紹介します。ウォーターピック ■間違った歯磨きは歯茎が痩せる原因に! 歯科衛生士として活躍されている高橋裕美さんにお話をうかがったところ、歯茎が痩せる主な原因は、以下のようなことがあげられます。 (1)歯磨きの甘さが招く“歯周病” 日本では30歳以上の80%が歯周病に罹患していると言われています。歯周病が進行すると、歯を支える骨や歯茎が下がる原因に……。どんなに丁寧にブラッシングしても、すべての汚れは取りきれないので、歯科医院での定期的なクリーニングが理想的です。 セルフケアの場合、歯と歯の間の歯垢を取り除くデンタルフロスや、状況に応じて、歯間ブラシを使用するのがおすすめです。 (2)ガシガシ歯磨き 硬めの歯ブラシでガシガシ磨き、歯茎から血が出る……なんて人も少なくありません。実は、力任せに磨くと歯ブラシの毛先がつぶれ、歯の表面にブラシがしっかり当たらなくなり、磨き残しの原因に。それどころか歯茎は痩せ、歯が傷ついて知覚過敏の原因にもなります。 歯ブラシの毛先がすぐ開いてしまう人は、力が入りすぎている可能性が高いので要注意。また、電動歯ブラシを使用する人は、力を入れて押し当てすぎないように意識するとよいです。 (3)食いしばり、歯ぎしり 噛む力が過度にかかることで、歯を支える歯槽骨(しそうこつ)が少なくなることもあります。特に歯周病で骨が溶け、歯がグラグラ動くようになると、通常の噛む力でも歯茎が下がってしまいます。 まずは、歯周病を防ぐためにも毎日の歯磨きが大切です。今回、高橋さんにうかがったおすすめの歯ブラシ選びと、磨き方のコツをご紹介します。 ■今日から意識したい歯磨きのコツ (1)歯ブラシはフラットで柔らかいものを “山と谷”のようにギザギザになったカットのものは、ガシガシ磨くことで歯と歯茎を傷つけやすくなることも。フラットな面のものを選ぶとよいです。ガシガシと磨いている自覚がある人は、少し柔らかめの歯ブラシがおすすめ。 (2)持ち方、力加減にも注意が必要 持ち方は、グッと握ると力が入りすぎてしまうので、ペンを握るようなペングリップがおすすめ。力加減は、“歯ブラシの形がほとんど変わらない程度”が理想です。毛先を歯の表面に押し当てて磨いている人は、強すぎます。優しく丁寧に磨くとよいです。 また、歯磨き粉は研磨剤が入っていないもの、粒子の細かいものがおすすめです。粒子の粗いスクラブ等でガシガシ磨くと歯は削れ、歯茎も痩せてしまいます。何を選んでよいか迷ってしまった場合は、“知覚過敏用”の記載があるものがおすすめだそうです。 一度痩せてしまった歯茎は、元には戻りません。笑顔に自身が持てるよう、普段から歯や歯茎の健康
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乳歯にゅうしのむし 歯ば(う 蝕しょく)

乳歯のむし歯は、永久歯のむし歯と比べてかなり異なった病態となります。すなわち、むし歯が多発しやすいこと、急速に進行すること、歯の痛みがほとんどなく進行すること、活発な防御機転がはたらきやすいこと、などです。 乳歯がむし歯になりやすい理由として、次のようなことが考えられます。小児では歯の清掃が成人よりも十分に行われにくいこと、砂糖類の甘い食物の摂取量が多くなりがちなこと、粘着性の高い食物を摂取しやすいこと、永久歯に比べて乳歯の歯質は酸に対する抵抗性が弱いこと、などです。歯科ホワイトニング機器 乳歯のむし歯の診断は主に視診で行われますが、必要に応じてX線写真を撮影します。これには生え変わる永久歯の成長状態を観察する目的も含まれます。 乳歯のむし歯の治療は、多発性と進行速度、むし歯の罹患型および患児の年齢などを考慮して行いますが、むし歯になりやすい状態の場合と比較的なりにくい状態とを区別して治療計画がたてられます。治療は一般に永久歯にほぼ準じますが、抜歯して永久歯が生えてくるまでそのスペースを確保する処置( 保隙ほげき処置)は、乳歯治療に独特のものです。
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歯科治療無料でも虫歯なくならず、ノルウェーでは18歳以下は無料でも問題あり

ノルウェーでは、18歳以下の人は無料で歯科治療が受けられるが、それでも18歳時点で4分の1の人が奥歯に未治療/治療・抜歯済の深い虫歯を持っていた。 なかなか虫歯を根絶するのは難しいようだ。 18歳の1900人近くを調査 ノルウェー北極大学(トロムソ大学)の研究グループが、北欧の歯科協会/学校が後援する歯科学論文誌アクタ・オドントロジカ・スカンジナビカのオンライン版で12月22日に発表した。口腔模型 ノルウェーでは18歳以下の人は無料で歯科治療が受けられる。 研究グループは、ノルウェー北部のトロムス県で無料歯科治療を受けた18歳の人1876人を対象に、奥歯の虫歯状況と背景データとの関係を調べた。 性別、診療所の位置、病歴、未治療/治療済/抜いた虫歯の数などである。 「重症」の虫歯が4分の1 その結果、およそ4分の1(488人)が少なくとも1本の奥歯に深い未治療の虫歯、深い治療、神経を抜いて充?する治療(根管充填)、抜歯のいずれかがあり、合計で848本だった。 70%は治療済みだった。 一方で、4%は深い未治療の虫歯。残り4分の1以上が根管充填か抜歯の対象、いわば「重症」の虫歯だった。 無料の歯科治療が受けられるにもかかわらず、被験者の4分の1以上で少なくとも1本の奥歯に深い未治療/治療・抜歯済みの虫歯があるという結果。 虫歯は意識的に検査しないと問題が見過ごされてしまうというわけだろう。日本でも注意したいところだ。
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口内炎の種類と原因

口の中の粘膜にできる赤い炎症を伴う状態を一般的に口内炎と呼んでいます。口内炎は1種類だけではなくその原因や状態別に分かれて数多くの種類が存在しています。 口内炎の種類 口内炎 中心部は白っぽく、周囲に赤い帯のようなものが見えるのがアフタ性口内炎 たくさんの種類の口内炎がありますが、一部をご紹介します。 ■ アフタ性口内炎 最も多く見られ一般的に口内炎と呼ばれているのがこの「アフター性口内炎」と呼ばれているものです。下記で詳細を紹介します。オイルレスエアーコンプレッサー ■ アレルギー性口内炎 特定の食物や、化学物質、鎮痛剤、抗生物質などが原因のアレルギー反応を起こして口内炎ができることがあります。比較的広い範囲に多発した口内炎が出来たり一部がただれたようになったりすることがあります。 ■ 義歯性口内炎 合わない入れ歯をそのまま使用すると、当たって痛い部分が口内炎のようになることがあります。また入れ歯の尖った部分が粘膜を傷つけるような場合なども口内炎になることがあります。 ■ 壊疽性口内炎 極めて稀ですが、口内炎の中では、最も重症な状態と言えるのが壊疽性口内炎です。急激に進行してあごの骨なども破壊してしまうことがあります。末期になると死亡することもあります。 一般的には、口内炎は、子どもから大人まで年齢を問いません。普段はまったく問題のない刺激に対して、頬の粘膜や舌、歯茎などの粘膜に米粒~小豆程度の炎症が起こり、特に食事の時に痛く感じるようになったり、舌で触るだけでも気になるようになります。 「少し痛いかな?」程度の場合、鏡で確認しても僅かに赤みを帯びているように見えます。この段階が口内炎の初期段階です。そしてだんだん大きくなると、次第に痛みをひどくなってきます。一度治ってもまたすぐに再発することもあり、体質や体調によって左右されることも多いようです。 口内炎の基礎知識 一般的によく見られるのは「アフタ性口内炎」と呼ばれるものです。 ■ 原因 残念ながら原因は不明です。特定の原因でなるというよりも、体質や体調、体の抵抗力などのバランスが崩れやすい、睡眠不足や疲労、ストレスなどが原因で、現れることが多いようです。 ■ 大きさや形 1~10mm程度の円形かそれに近い形です。中心が白っぽくみえ、その周囲は赤い色で囲まれたようになっています。数個が同時に現れることもあり、多発性口内炎と呼ばれます。 ■ 出来る場所 口の中の歯以外(歯茎、粘膜、舌、唇など)部分のどこにでもできる可能性があります。よく見られるのが頬の粘膜や舌の側面、下側などです。…
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歯槽膿漏が原因と見られる口臭を抑えるには

歯茎が腫れ、自分でも不快感を覚えるほどの口臭。時間がない時は、どう対処したらよいでしょうか。 ■50代男性からの質問:「歯茎の腫れを抑えて口臭を防ぐ方法」 『自分の口臭を不快に感じ、口の中を見てみたら歯茎が赤く腫れていました。恐らく歯槽膿漏ですが、歯槽膿漏は口臭の原因になりますか。また、歯医者に行きたいのに時間が取れません。歯茎の腫れを抑え、口臭に効果のある方法を教えて下さい』 ■口臭の原因と見られる口内の疾患 歯槽膿漏の他にも、口臭の原因となる口内の疾患例が挙げられています。 『歯槽膿漏は口臭の原因のひとつです。他には虫歯、歯垢、歯石、歯周炎、舌苔も考えられます。舌苔(舌についた白い苔のようなもの)は、舌ブラシでおちます。口臭の要因となる唾液の分泌の低下には、唾液腺(耳の下から顎にかけて)のマッサージや、よく噛んで食べ、口が乾燥しないようこまめに水分をとるのも効果的です。(看護師)』 『歯槽膿漏は放っておくと炎症が進み、歯が抜けることも。少しでも進行を遅らせるため、歯磨きの際には歯垢が残らないよう歯間ブラシを利用して、隅々まで磨くようにしてください。(看護師)』 『歯も20代から徐々に免疫力が低下し、歯周病は30代後半から増加します。歯周病になると歯肉に膿が貯まり、歯周ポケット(深さ)が4mm以上になるとメチルメルカプタン(揮発性硫化物)が出るので、より強い匂いが発生します。(看護師)』 『少しの刺激で出血したり、歯はグラグラしませんか。歯茎が腫れている状態は歯肉炎。進行すると、歯の周囲に炎症が広がり歯周炎に。最終的にあごの骨が溶け出し、歯が動く状態になると、治療が難しくなります。歯垢、歯石も歯周病や口臭の原因になるので、できるだけ早目に歯科受診されることをお勧めします。(看護師)』 ■口臭を抑える食べ物やケア方法 ストレスをためず、甘い物や夜遅い時間の食事は避けるなど、生活習慣にも要注意です。 『臭いの強いものや、脂肪を含む食品や動物性脂肪は消化が悪く、翌日まで臭いが残ったり、胃がもたれたりしますから、夜は控えます。大豆製品、海藻類、キノコ類、野菜や果物などバランスよく摂るようにしてください。リンゴやナシ、パイナップルにも口臭予防効果があり、レモンは唾液を分泌させて口の中を爽やかにします。(看護師)』 『ストレスや疲れも口臭の原因になるので、規則正しい生活を心がけて運動や趣味でストレスを発散させましょう。便秘しないよう乳製品をとって、腸内環境を整えることも必要。喫煙、飲酒も歯槽膿漏を悪化させ、口臭の原因になります。(看護師)』 『歯茎が腫れると出血しやすいので、柔らかい歯ブラシで歯茎のマッサージを行い、血行を促進させます。1カ所に20回軽い負荷を加え細かな動きで磨いて下さい。歯茎が腫れると、歯と歯茎の間に溝ができて汚れが溜まりやすくなります。45度の角度で優しく磨きましょう。歯間や奥歯は歯ブラシでは汚れが落ちにくいので、デンタルフロスや歯間ブラシが効果的。歯周病の悪化を防ぎます。(看護師)』超音波洗浄器 『歯槽膿漏の患部に直接塗る製品や歯磨き粉も市販されており、普段のケアにプラスすると効果的です。磨き残しから悪化している可能性もあります。歯科では治療の他にも、普段から有効な歯磨きができているかを確認できます。(看護師)』 様々な処置方法がありますが、歯医者へ行くのが一番の解決策なのは間違いありません。 <こちらの記事は、看護師・薬剤師・管理栄養士等の専門家(以下、「専門家」)が回答するQ&Aサイト「なるカラ」の回答を元に作成されております。本記事における専門家のコメントはあくまで「なるカラ」で回答した各専門家個人の意見であることをご理解の上、お読みいただければ幸いです。>
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歯周病は悪いことだらけ!「メタボ」と「歯周病」の知られざるコワい関係

日本でも「メタボ」という言葉が定着するようになって久しいですが、実はメタボが歯周病と密接に関係していることをご存知でしょうか。 そもそも「メタボ」とはお腹周りに内臓脂肪がかなりつき、ウエスト周囲径が男性で85㎝、女性で90㎝以上あり、さらに 1:血中脂質異常 2:高血圧 3:高血糖 の3項目のうち2つ以上に異常所見が見られる状態のことを言います。 血液と肥満が関係していることは近年ではよく知られていますが、どうして口の中の病気にまで関わってくるのでしょうか……?そのメカニズムをご説明します。 歯周病とメタボの関係 歯周病の原因菌がメタボを誘発するマイクロモーター歯科 歯周病の原因菌がもつ毒素「LPS」や、それによって作られる「TNF-α」と呼ばれる物質は、脂肪組織や肝臓のインスリン抵抗性を増加させ、血糖値を上昇させると言われています。そしてこれらが内臓脂肪を基盤とするメタボに大きく関わってきて、脳卒中や心筋梗塞の危険性が高めてしまうのです。 また、 重度に進行した歯周病は慢性的に炎症を起こしているような状態なのですが、炎症が起こると体内で「CRP」というタンパク質が合成されます。そしてこの「CRP」体内に多いほど、将来に動脈硬化や心筋梗塞のリスクが高くなるというデータがあります。 逆に糖尿病が歯周病のリスクを高めることも 先ほどとは逆で、メタボの判定基準にひっかかる項目が多いほど、歯周病のリスクが高くなるという研究結果もあります。 例えば、糖尿病患者は非糖尿病患者に比べ、歯周病の発症率が倍も高いというデータがあります。さらに、脂肪組織から分泌される「TNF-α」により歯槽骨吸収が促進されて、歯周組織を破壊するという報告も出ています。 つまり、歯周病とメタボは相互に関連して悪影響を及ぼしているということです。 歯周病は悪いことだらけ! 最近では「歯周病が老化を促進する」という論文も出てきているほど、歯周病と健康の関連性について注目されています。歯周病の予防とともに、メタボにならないよう普段から規則正しい生活を送るよう心がけましょう。
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