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歯を失うと歩くのが遅くなり、記憶力も落ちていく

 歯を失うと、加齢に伴って歩くのが着実に遅くなって、記憶力も着実に低下していくようだ。

 ほかの要素が問題なくても注意すべきという結果が出ている。歯には気を付けたい。
約3200人を対象に10年間追跡調査
 英国のロンドン大学ユニバーシティ・カレッジの疫学・公衆衛生学部の研究グループが、米国老年医学会の機関誌、ジャーナル・オブ・ジェリアトリック・サイエンス誌で2014年12月19日に報告している。
 
 研究グループは、英国の60歳以上の約3200人を対象として、全歯を欠っていることの影響を10年間にわたって検討した。
 
 2002年から2013年にかけて、調査に入ってもらった時点で全歯が欠損していたかを確認し、その後の歩行の能力、記憶との関連性について分析している。
 
 出生率や死亡率といった人口統計学的な条件、社会的な条件、経済的な条件、一緒にかかっている病気の条件、健康につながる行動の条件なども考慮した。
 
 身体機能は歩行速度で調べて、認知機能については単語の記憶試験の結果を用いた。マイクロモーター
60歳から74歳の年齢層で関連性が高い
 結果として、全歯欠損があると、歩行スピードが1秒当たり9cmというペースで落ちると分かった。単語の記憶も10の単語を思い出してもらうテストで1語程度、記憶している単語が少なくなると分かった。
 
 さまざまな条件で補正しても、歯を失っていると、2つの能力が落ちてしまうと分かった。
 
 要するにどんなに健康に気を使っていても、歯を事前に失っていると能力低下が起きてしまうというわけだ。
 
 最近、京都大学からも歯を失うことと健康への影響との関係を調べた報告が出たばかり(虫歯で歯を失うと○○が加速、日本人8000人以上を対象に京大が検証を参照)。日本でも無関係ではないのだろう。
 
 歯は大切にしたい。

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