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歯茎からの出血=歯周病は間違い?こんな病気の可能性も!

 ちょっと待って!その歯茎からの出血、本当に歯周病なの?

 
病気の誤診というものは本来あってはならないものですが、一つの症状だけをクローズアップしていくことで視野狭窄に陥り、「これは○○という病気に違いない」と確信を持ってしまうことが原因になるものです。
プロの医師でさえ誤診を起こすことがしばしばあるので、医学の素人である私たちは当たり前のように誤診してしまうのはしょうがないことと言えます。
しかし、本気でない冗談交じりの話で誤診をするのはまだマシな方ですが、自分自身の病気を聞きかじりの医学知識で自己診断して誤診してしまうのは最悪と言っていいでしょう。
多くの人は自分が罹っているであろう病気を軽く見積もりたがるものなので、「大丈夫だろう」と思って医者に行かず、病状を悪化させてしまうことも珍しくないのです。
 
歯周病に良くみられる、「固いものを齧った時、歯磨きした時に歯茎から血が出る」という症状も、実は誤診を起こしやすい症状なのです。どのような病気が「歯茎から出血」という症状を持っているのでしょうか?
 
血が止まりにくい血友病
血液には血小板などの「血液凝固因子」と呼ばれる成分が入っていて、外傷などで出血しても凝固因子の働きによって自然に止まってしまうようになっています。
しかし、この血液凝固因子が先天的に少なくなっているのが血友病という病気です。血友病は遺伝性の疾患で、男性に多く発症するのが特徴です。旧ロマノフ王朝の皇太子が患っていたことでも知られており、後々のロシア革命に繋がっていったとも言われています。
血友病を患っていても、突然前触れなく出血するということはないので出血を伴うような怪我をしない限りは健常者と同じように生活できます。しかし、歯磨きのブラッシングが強すぎると歯茎からの出血が起こる可能性があります。
 
白血球の増殖が止まらない白血病
血友病での歯茎からの出血は強すぎるブラッシングと血液凝固因子が無いために発生するもので、適切な力加減で歯磨きしていれば予防することは難しくないものです。
 
しかし、歯周病のように歯茎の腫れや痛みを伴い、血友病のように出血が止まりにくくなるという判断が難しい病気もあるのです。それが白血病です。
白血病は白血球が異常に増殖して起こる「血液のがん」ですが、白血球の増殖によって血液成分のバランスが崩れ、血液凝固成分である血小板が不足する為、血友病のような症状が現れてしまうのです。
 
また、白血病による歯茎からの出血の特徴は、「食事や歯磨きをしていなくても出血が起こる」ということです。その為、食事・歯磨きをしていない時に歯茎からの出血があった場合は、歯周病ではなく白血病を疑うべきです。
 
血液自体が作られにくくなる再生不良性貧血
「歯茎からの出血」という症状は、食事や歯磨きなどで歯に力が掛かるのに耐えられずに出血する、血が止まりにくくなるために些細な傷でも大出血に繋がる、というように病気の状態に外的要因が加わって起こることが多いといえます。
しかし、白血病のように血液成分自体に病気の影響が及んでいた場合は外的要因が無くても歯茎からの出血が起こるのです。
そういった血液成分に影響を及ぼす病気の一つが再生不良性貧血です。
 
再生不良性貧血は、骨髄内の造血細胞が減少することによって赤血球・白血球・血小板が作られにくくなる病気で、発病すると細胞の壊死が起こりやすくなり歯茎からの出血などの症状が起こります。
昔は不治の病の一つとされていましたが、免疫抑制療法や骨髄移植での治療が確立されたため昔ほど怖い病気ではなくなっています。(歯科ホワイトニング機器
 
歯周病だと安易に即断しない
このように、「歯茎からの出血」という症状を持つ病気は歯周病以外にも存在しています。しかし、歯茎から血が出たからと言って歯周病を疑わないというのも行き過ぎであると言わざるを得ません。
 
では歯周病とそれ以外の病気をどう見分けるかというと、歯と身体の定期的な健康診断が欠かせません。歯周病ならば歯の定期健診で歯間ポケットの広がりといった歯周病の兆候が見つかるはずですし、歯周病以外の病気ならば身体の定期健診で兆候が見つけられるというわけです。
歯周病予防のため、そして病気の早期発見のためにも定期健診は欠かすことが出来ない習慣なのです。

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